■アメトラの着こなしは現代の若者には難しい
ブリティッシュトラッドの台頭/前編で、ブリトラとアメトラの違いについて書きました。
後編である今回は、なぜアメトラのブームが過ぎ去るのが早かったかを書きます。
簡単に言えば、アメトラであるアイビーやプレッピーというのは裏原時代以降の
若者には受け入れがたい面があったということです。
裏原のようなグランジで保守的な側面、それ以降のエディスリマン中心の
モード世代には、アメトラは開放的かつ野暮ったさがどうもしっくりこなかった。
プラスすると、僕が前に書いたみたいに、団塊の世代以降の親父さんたちの
ファッションだから、息子達はどうもダサい・・・という固定観念もあるかもしれない。
これは自論なので、違うというご意見も甘受しますが、電車に乗っていて、紺ブレに
グレーのスラックスを履いたメタボのおじさん、なかなかカッコイイんですよ。
似合うんですよ。着こなしちゃってるんですよ。かなわないなぁ・・・てここ数ヶ月
思っていたことろです。
日本のファッションは、昔からカジュアル=アメカジなわけですが、それは
DCブランド世の人間や渋カジ時代の世代、30代後半くらいの人達まで。
裏原以降はカジュアル=いろいろなんですよ。フレカジでもイタカジでもドメブラ、
そしてアメカジ、でもなんでもいいんですよ。ちゃんぽんだと思います。
トムブラウン、バンドオブアウトサイダーズ、アダムキメル、ティムハミルトン、
ロバートゲラー、3.1フィリップリムなどのネオアメトラは、純粋なアメトラとは異なる
ので違うし・・・やっぱ高いですよね。全てがモード!というわけではないし。
1つ、アメトラブームに陰りが出てきている現象を説明している記事があるので、
紹介します。キムタクのドラマ「CHANGE」に関する記事です。あまり視聴率が
芳しくないようですが(よくて20%)、番組と一緒におしまくってきたネオアメトラについて。
飽きられた"キムタク"カリスマ性にもついに陰り!/ライブドアニュース
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今回は、最新のアイビーファッションですね。ニューヨークのデザイナー、トム・ブラウンが復活させたスタイルで、オックスフォードのボタンダウンシャツやレジメンタルタイ、丈が短めのパンツなどが特徴。このところキムタクはCMでもトム・ブラウン一辺倒。よほど気に入っているのでしょう」(男性ファッション誌のスタイリスト) |
セレクトショップも困っているようですね。でも、キムタクを要因にするのは筋違いだ
と思う。キムタクをかばうわけではありませんが、キムタクのカリスマ性に陰りがある
という意見を、アイビーファッションが流行しないことに結びつけるのは、おかしい。
キムタクが、昔と比べてどうのこうの僕は思っておりません。普通にアイビー
自体が今の20代、10代の若者には受け入れがたかった、それをキムタク
に着せてごり押ししてもかなわなかった、ということです。
2006年に、トムブラウンの名前が日本のファッションメディアで露出されて、
2007年になって、ジワジワほかのネオアメトラ族、ラルフローレンチルドレン
がメディアを賑わせてきて、2008年アメトラファッションが一応大爆発、という
ことになっています。そして陰りが見えてきた。短かったです。
次のブリティッシュトラッドはどうか?やり方によってはアメトラより長く続く
と思います。根拠は、前編で書いたように、ブリトラは私達のファッションの
ベースだからです。いたるところにブリトラのテイストはあります。
洋服について伝統と歴史のある国、イギリス。着こなしにうるさい、シック、
保守的、これらの要素を、日本の若者はどうやって取り込むか注目です。
個人的には、ネオアメトラブランドはもう少し頑張ってほしいと思っています。

