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2008年09月26日

WWD MEN'S FOR JAPAN 2008-2009A/Wがファミ通伝統のクロスレビューを採用

■WWDがバイヤーによるブランドのクロスレビューを発表

WWD FOR JAPAN MEN’S (ALL ABOUT 2008-09 AUTUMN&WINTER MEN’S) WWD FOR JAPAN MEN’S (ALL ABOUT 2008-09 AUTUMN&WINTER MEN’S)

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ビジネス誌っぽくなってきている、
WWD FOR ALL ABOUT JAPAN 2008-2009A/Wとは異なり、
WWD MEN'S FOR ALL ABOUT JAPAN 2008-2009A/Wは、
メンズファッション業界のトレンドについて深く特集が組まれていて、
これ一冊で、2008-2009A/Wと2009S/Sの傾向がわかります。
思わず笑ってしまったのが、新企画「6人のバイヤーによる秋冬
バカ売れ指数-秋冬バカ売れアイテムは英国トラッドに決定」です。

DSC00165.JPG

【出典:WWD MEN'S FOR JAPAN 2008-2009A/W】

こ、これは・・・懐かしい!ファミ通じゃないか!と小学生、中学生
時代を思い起こすクロスレビュー。クロスレビュー=ファミ通でもないだろ、
と思う方もいるかと思いますが、分かる人は分かるはず(笑)
何がトレンドで何が売れるのかまで、すごくアグレッシブに書かれて
います。なんかPOPEYE読んでるみたいだなぁ・・・という感じもします
が、とにかく基本アメトラの次はブリトラに決定!と載っています。

そしてブリトラをモードとしてどうバイヤーの心に届いたか、というところ
でだいぶ採点も異なっています。バイヤーは、エストネーション、
阪急百貨店メンズ館、ビームス、リステア、ユナイテッドアローズ、
レクレルール東京といった一流メゾンを取り扱う大手が評価。順位も
面白いことに。少し紹介。シーズンは2008-2009A/W。

1位コムデギャルソン・オム・プリュス 2位ジュリアーノフジワラ 
3位サトルタナカ 4位ジョルジオアルマーニ 5位Zゼニア・・・
ダントツで、コムデギャルソン・オム・プリュスが1位。ブリトラを1番
よく表現しているとのこと。ツィードジャケット、タータンチェック、
コーディネート次第で売れまくり間違いなし、と6人とも大絶賛。

たしか、タータンチェックのスコットランドの伝統的なスカート
スタイルも出てきましたね。そういう意味で、コムデギャルソンは、
他ブランドよりも色濃くブリトラを出した感があるのでしょう。驚く
べきはその次からの順位。2位がジュリアーノフジワラ!ユナイテッド
アローズは満点ですよ。デザイナーの松村正大氏は、まだ28歳と
若いんですよねぇ。ほんとにたくさん売れんのかな?

3位のサトルタナカはもっと驚き。2006年以降、だんだん僕の中で
は「ちょっとパスだなぁ」という印象ですが、いつかのPOPEYEでも
東京ブランドランキングで5位以内に入っていたし、これからさらに
メジャーブランドになるのかな?

クリスヴァンアッシュに10点つけているバイヤーと90点つけている
バイヤーがいる。批評のコメントが売れるかどうか、というシビアな
話になっているので、そこが普通のファッション誌ではなかなか
拝めない内容となっています。

このクロスレビューは、意見も分かれていて面白いので、ぜひ直接
読んでみてください。読み応えあり。また、HUgEと比べても面白い
です。矛盾も出てきたりして(笑)おいおい、推しているブランドが雑誌
で違うぞ、みたいな。

さて、全内容の10%くらいも紹介できていないのですが、丈が長くなって
きたので最後に1つだけ。2008-2009A/Wと2009S/Sの共通したトレンド
のキーワードをWWDから抽出すると、「無性別」「新しいマスキュリン像」
です。代表されるブランドは、ジバンシィ ランバン コムデギャルソン
ラフシモンズ アレキサンダーマックイーン フェラガモ プラダ マルニ
バーバリープローサムあたり。

無性別はクロスセクシャル同様、前から言われていることなので、別
に今に始まったことではない。新しいマスキュリン像というのがポイント。
本ブログでも取り扱った、パリコレクション2009S/Sのコムデギャルソン
の黒のトップスに白のスカート。僕は勝手にマスキュリンスカートだと
書いてしまいましたが、意外にあっているようです(笑)

スカートを履くことに、なんの抵抗もないことこそが男らしい、あるいは、
スカートを履かせることによって、男たちよ、強く生きよというメッセージ
があるとか。さらに言うと、川久保玲氏いわく歴史的、民族的に見ても
スカートは男らしさを強調するアイテムだと述べています。さすが、
川久保流パラドックス、裏の裏をかいたんですね、わかりま・・・わかり
ません(笑)ただ、2009S/Sのコムデギャルソン・オム・プリュスはすご
かった。

後は、直接WWD MEN'S FOR ALL ABOUT JAPAN
2008-2009A/Wをチェックしてください。トムフォードが伊勢丹メンズ館
と交渉中だとかないとか、ジバンシィのリカルドティッシが注目だとか、
エディスリマンのデザイナー復帰の有無とか・・・いろいろ書いてあり
ます。本屋では相変わらず在庫が少ない。早めにゲットされることを
オススメします。

posted by No.9 at 19:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本のファッション動向と流行 | 更新情報をチェックする
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