■キーワードで振り返る2008年、そして2009年の展望
2008:The Year in Trends/MEKAS.
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Most luxury brands in Japan are projected to suffer a 15-30% decline in revenue for the 2008 fiscal year - an unprecedented development in luxury-loving Japan. Recessionary economic conditions are obviously limiting expenditure, but there are also signs that young females - once the bread and butter of the industry - have experienced a shift towards more prosaic tastes. |
MEKAS.が、2008年の日本のファッショントレンドの変化について、長文
の考察を書いています。これは、いちいち翻訳していたら大変なことに
なるので、 最初のキーワード、「ラグジュアリーブランドの衰退」だけ
訳します。あとはキーワードをもとに簡単に説明していきたいと思います。
1】ラグジュアリーブランドの衰退
日本で展開するほとんどのラグジュアリーブランドが、2008年度は15%から30%
減益する見通しです。ぜいたく品が大好きな日本ではこれまでにない展開。
景気後退の経済状況は、明らかに消費意欲の鈍化に影響を与えています
が、スタイルが平凡な味付けのほうにシフトしているのも事実です。
昔なら借金してでもブランドモノのバッグを買う若い女性たちも、今では
将来のためにお金を貯めて、質素な生活を選ぶ傾向にあります。
そんなことを証明するデータがあります。TBSの調査で「日頃使いやすい
ブランド」トップ3を出していますが、昔はルイヴィトン、グッチ、その他
ヨーロッパのスーパーブランドで独占していました。しかし、2008年は
どうでしょう。Gap ユニクロ Mujiやアナスイなどの安値のブランドが
名を連ねています。1年間でルイヴィトンは、20代女性の中で、「好む」
が33.7%から19.3%まで下がりました。景気回復が必要ですが、2009年は
ラグジュアリーブランドにとって厳しい年となりそうです。
2】ファストファッションの台頭
ユニクロとH&Mについて書いてあります。また、アパレルのマスマーケットは
モードではなく、低価格のファストファッションにシフトしたことについて言及。
ユニクロは東京ガールズコレクションとのコラボ、ユニクロD.I.P.でだいぶ
若者を振り向かせることに成功したことが書いてあります。
興味深いのはH&M。MEKAS.は、H&Mについて、日本での恒久的な繁栄に
は疑問を持っていると述べています。「ナカーマ!」と言っている場合では
ない。銀座と原宿のガッポリ具合は、狂乱的なマスコミの煽りがあるだろう
と分析、これも同意。誇大広告だよー、と言っております。一方で、低価格
市場で圧倒的なシェアを持っているH&Mの大きさは、強みだとも述べて
います。コムデギャルソンという冠も、もちろん注目に値する。
3】ゆるナチュ「リラックスナチュラルスタイル」
レディースで今年の春に流行りだした、「ゆるナチュ」にフォーカスしています。
オーガニックコットンチュニック、キャミソール、ルーズパンツなどなど。 2006年
のエロカワに対するアンチテーゼがきたと述べています。
そして、2009年春夏。2008年秋冬に続き、ボヘミアンが来るとファッション誌は
言うが、 MEKASではヒッピーが来るだろうと予測。
ところで、ゆるナチュってあったって?(汗)
4】付録「フリーギフト」
宝島社のファッション誌は、使える付録、付録の質をあげることにより
満足してもらう戦略を実施しました。付録を制するものファッション誌を
制するという方程式を作りだしたと書いてあります。
5】ギャル/ViViが成長、CanCamとお姉系の衰退
2008年の女性ファッション誌を見ているとギャルの成長が著しいと
MEKAS.は分析。一方、エビちゃんを代表とするお姉系"Oneekei"が
衰退。エビちゃんが卒業したCanCamは販売数10%ダウン。
渋谷109発ギャル系の復権。また、そこから派生して小悪魔アゲハと
いったコアなキャバ嬢リスペクトスタイルまで発展。そしてViViといった
赤文字系でもギャル系に近いものが、好まれていると述べています。
男に甘えるのではなく、女として自立した感じがある。そんなことが
書かれています。この流れは2009年まで続くと予想しております。
6】お兄系
渋谷をベースとし、ギャル男とホストのスタイルを表現したお兄系
が拡大。昔のD&Gとグッチを崩して着るより、ジャックローズ、バッファ
ローボブス、ヴァンキッシュなどの専門のブランドへ若者がシフト。
そして、渋谷109-2と阪急百貨店メンズ館にもお兄系ブランドは扱われ、
2008年は大きなマーケットとなりました。 激売れ状態。
一方で、お兄系というカテゴリが崩れ、アンチメンズノンノを謳う
ヤンキー層が浮上(おそらくメンズナックルのことを言っている)。
日本の経済的苦悩が続き、所得の不均衡が増加するなら、この
サブカルチャーに対する美意識がより強くなっていき、コアな市場
ができあがるだろうと予測しています。ガイヤが俺にもっと輝けと・・・
7】アメトラの失敗、ラギットマウンテンスタイルの成功
メンズノンノとPOPEYEは、2007年の終わりに、アメトラとラギット
マウンテンと区別して、ファッショントレンドを紹介した。トムブラウン
と、バンドオブアウトサイダーズが強烈にプッシュしたにも関わらず、
軍配はラギットマウンテンに。理由は、アメトラが親父の週末ファッションに
近いから若者に受け入れがたかったためとしています。
あれ?これ僕が書いたことだぞ・・・ひょっとして見ていてくれたの
かな(笑)?
そして、ファッションスタイルマウンテンパーカ、ダウンベスト、ブーツ、
などのラギットマウンテンが勝利。ミュージシャンは、テーラードジャ
ケットにスキニーパンツスタイルだけど、若者はアンチコンセプシャル
な方向に向かっていると述べています。
8】2008 ヒットファッションアイテム
ボヘミアンフラワードレス アフガンストール クロップドパンツ レギンス
ベスト ビッグプリントTシャツ チェック柄のアイテム シープスキンブーツ
モコモコアイテム 豹柄アイテム グランジフランネル(ネルシャツなど)
MEKAS.おそるべし。かなり端折って書きましたが、すごく細かく日本の
ファッション動向を分析しています。外国人が考察してまとめたものとしては、
かなり秀逸で感心してしまいました。記事は12ページにもわたって
書いてあるので、英語勉強中で挑戦する方は読んでみてはいかがでしょう?
写真もついてます。


日本在住の外人さんが世界に向けて発信する日本のトレンド2008です。
自分も後から気付いてちょっと題名変えました(笑)
>ゲルゲさんへ
ギャルという言葉が飛び交っていることが原因で、実際はほかの系統もあると思いますよ。僕は詳しくないけど(笑)