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2008年12月24日

ジバンシィ・バイ・リカルドティッシの男性像は逆説的

■来年の注目ブランドの1つ

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オズワルドボーテングとの契約でごたごたしていた、ジバンシィでした
が、レディースを務めていたリカルドティッシがメンズも務めることで
決着。そして、2009S/Sにスカートを用いたインパクトのあるコレクション
を披露して世界で話題となっています。そんなリカルドティッシに、
HUgE2月号が"Special interview with RICCARDO TISCI"
と題して、長文のインタビューを実施。面白いのでちょっと紹介したい
と思います。

まず、1番面白い発言から

I,m a good friend of Hedi Slimane, but I would

never do something like Hedi to do "my"collection.

「僕はエディスリマンの友達だけど、彼と同じことをしたいとは思わなかった」

もう、その発言こそがエディを意識しているという証拠(笑)それにし
てもエディスリマンの存在は、今でも大きいですね。いろんなデザイナーの
ライバルであり、トレンドセッターという視点では目標なんでしょうね。

さて、そんなリカルドティッシはメンズウェアを担当するのは怖かったそうです。
なぜか。メンズはクラシックな面とゲイっぽく落とし込む手法が既存にあるため、
彼の考える男性像が受け入れらるかどうかが心配だった。

エディスリマンのような、中性的なルックス、細い、肌が白いなどのイメージは、
すでに認知されたものであり、模倣はしたくなかったそうです。脱スキニー。

読んでいると、リカルドティッシは、非常にマスキュリンというものを逆説的に
とらえる人のようです。また、ゴシックの表現に相当こだわっています。それが、
2009S/Sで現われました。

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コムデギャルソンとは異なるイメージのスカートを履かせています。むしろ、
こちらのほうが、ピンクでフェミニンです。シャツなんか透けていて、どう
見てもゲイファッションです。本当ありがとうござい・・・と言いたくなる
んですが、これが全くの逆。

まず、コンセプトはマスキュリン、ラテンアメリカ、マフィア、ゴシックがキーワード
かな。セミエレメントを言っています。簡単に言うと、真の男は、細いだけじゃだ
めで、筋肉質でタトゥーがあるようなヤンキーでガッチリ体系がよい。そしてそう
いう男が、ピンクのヒラヒラスカートを履こうが、レースのシャツを着ようが物おじ
せず、ストリートを闊歩するところに強い男性像がある。そういう趣旨が書かれて
います。面倒くさい人だなぁー、と思いつつも新しいマスキュリンの解釈。

ピンクが多いのは理由があります。林家ペーの影響を受けて・・・というのは大ウソ
で(笑)、キューバの少年がお金がなくて、母親の服を借りて着こなしているところを
見たことが、インスピレーションとしてあるようです。全然着ていておかしくない!
カッコいい!リカルドティッシにはそう映ったようですよ。

 

 

 

一方、レディースは、知性、セクシャリティ、美しさ、たくましさみたいなものを
リカルドティッシは求めています。なんというか、ハードなんですよね。

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モデルもがっちりしているし、レザーライダースジャケットやテーラードジャケット
などもあります。ロックで男らしいですね。リカルドティッシは、こういう女性の
隣に立つ男性をイメージしてメンズコレクションを作ったそうです。

作品こそはクロスセクシャルのような感じですが、着てもらう人への思い
は、あまくまでも男らしさを表すためツールとしてつかってもらいたい、と
のこと。

そんなリカルドティッシがずっと着ているドメブラは、テンダーロイン。ええ!?
なんか今まで話してきたことが矛盾するような、というかんじもしましたが、
詳しくは直接HUgE2月号を読んでください。超詳しく書いてあります。

僕自身、オズワルドボーテングが好きだったんですが、リカルドティッシも
きそうですね。ちなみに、安く買いたければ、軽井沢のアウトレットに行きま
しょう。貴重なジバンシィブースがあるはずです。

【via】style.com

posted by No.9 at 20:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブランド情報 | 更新情報をチェックする
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