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2009年02月15日

運命がドアをノックする音は、そんなものではない!

■ベルリン放送交響楽団:ベートーヴェン交響曲第5番「運命」を聴いて

DSC00345.JPG

いきなりですが、少々がっかりしています。なぜかというと、先日の演奏会。
久し振りにサントリーホールにもどってまいりました。この日は、ベルリン
放送交響楽団の演奏会でした。ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が
メインです。というわけで音楽の話をするので、興味のない人はスルー
してくださいな。

指揮者は、数々のオーケストラを立て直してきたマレク・ヤノフスキ氏。
僕はクラオタなので、ミーハーが名前だけでありがたがるベルリンフィル・
ウィーンフィル至上主義ではありません。もちろんこの2つのオーケストラが
超一流であることはよく存じておりますが、安いチケットでもドイツの本物の
音楽が聴けると信じているので、いろいろなオーケストラの演奏会に行きます。

とはいえ、やはり餅は餅屋。ベートーヴェンの音楽を聴くには、
ドイツ、オーストリアのオーケストラでぜひ聴きたい。てなわけで、
ベルリン放送交響楽団を初めて聴いたわけです。

結論ですが、僕にとって感動はありませんでした。会場の聴衆は盛り上がっ
ていました。スタンディングオベーションもありました。「ブラボー!」の声が
あちこちから聞こえました。そんな中拍手がほとんどできなかった。なぜか。
その要因を「運命」で列挙します。

 

 

 

・最初のフェルマータの処理が速すぎて雑。速いのがいけないのではなく、弦
楽器の音が充実して響く前につぎにいってしまう。この時点で僕の中では
かなり残念。「運命がドアをノックする音」というベートーヴェンの力強さが
サラリとかわされた感じ。

・トランペットについて。ちょっと見づらくて分からなかったんですが、ロータリー
トランペットではなかったんじゃないかな。仮にロータリートランペットだったと
しても、あんなに開いた音を出したら弦楽器がかき消される。音の強弱じゃ
ない。音色に問題あり。

・ティンパニー。牛皮のパウケンじゃなかったんじゃないのか?仮に、それでも
いいとしても音が柔らかすぎる。もっと固いマレットで叩いてほしい。
ラッパ1st 2ndとティンパニーのアンサンブルが乱れていた。オーケストラのスパイ
スになってない。 縦の線もそろっていない。

・木管。音1粒1粒が丸くない。カスカスしたり、タンギングも雑。音が聴きたい
のに乱れた発音の音ばかりが聴こえる。ファゴットの音程が悪いのと、クラリ
ネットの音色が薄いのが非常に気になった。

・3楽章から4楽章への緊張感がない。弦楽器のアンサンブルも乱れ、
メリハリがない。 よって4楽章に入ってもぱっとしない。

・4楽章で登場するトロンボーン。全く効果が出ていなかった気がした。アルト
のハイFが聴こえただけ。バストロンボーンなどもっと頑張ってほしかった。
ラッパの2ndとホルンの2ndがバチバチとオーバーブローぎみに吹いていて、
トロンボーンが聴こえないから、音がはまらず、弦楽器と別別になっている。

 

 

 

とまあ、列挙しましたが、終始おそまつな演奏で、一著上がり的な感じが
否めない演奏でした。オーケストラの質にも問題がありますが、指揮者ヤ
ノフスキ氏を買い被りすぎた。歴史と伝統とともに群雄割拠になっている
ベルリンという音楽の都にあるオーケストラでも厳しいんだなぁ、と改めて
勉強した日になりました。 

1つ、救いがあったのは、中間で演奏されたベートーヴェンのピアノ協奏曲
第4番。ソリストである若きピアニスト、ラファウ・ブレハッチ氏がよかった。
ショパンコンクールに優勝したポーランド人の彼が、青春の伊吹溢れる
ピアノ協奏曲と、アンコールのショパンを思いをこめて演奏してくれた。

ファッション同様、音楽も感じた人それぞれですから、当日の演奏会で
感動して帰った人たちがたくさんいたこともここで書いておきます。
僕の中では、残念ながら厳しいと言わざるを得ない。
そして、僕の中にいろんな課題が見えてきた、そんな1日となりました。

たーくさん聴いてきたから、音楽のブログも立ち上げようかなといつも
思うのですが、本ブログの更新が滞るのでなかなか難しい(汗)以上、
演奏会の感想でございましたー。

関連:服はなぜ音楽を必要とするのか?ズレ/揺らぎの関係性

タグ:音楽 ブログ
posted by No.9 at 17:37 | Comment(3) | TrackBack(0) | ブログ 情報など | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は自分もずっとチェロを習っており、加えて中高は吹奏楽部(アルサクでした)でコンクールに青春をかけてた人間で、音楽オタクです。

自分はクラシックに関して言えば演奏も聴くのも室内楽中心ですが。

服好きが好むはどうしてもロック方面なのでこういう記事は嬉しいです。

音楽ブログの方、本当に作られたらチェックします(笑)
Posted by aki at 2009年02月15日 18:33
 武欄堂さんはクラシック音楽についてはずいぶん辛口ですね(笑)きっと、膨大な経験や知識に裏付けられている自信があるからなんでしょう。
 クラシックスタイルへの言及もこれほどの切味を持つようになる日を待っています(笑)
Posted by クロ at 2009年02月15日 20:10
>akiさんへ

ロックに偏っちゃいますよね(笑)敷居が高いという意見が前にありますが、やはり重いイメージがあるんだと思います。音楽ブログ・・・果たして・・・。

>クロさんへ

服オタになれるようにコツコツがんばります(笑)
Posted by 武欄堂 at 2009年02月16日 01:04
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