「men's FUDGE６月号」以前のアメトラブームの失敗を認める

■あまりファッション誌ではお目にかかれなかったくだりが・・・

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いつの間にか、アメカジとロンドンスタイルをミックスしたアウトドア系、
ワーク系、ナチュラル系ファッションが見れる今季のトレンド。考えてみれば、
２年前に鳴り物入りで日本に上陸したトムブラウン。ゴリゴリのアメトラを
モダンにした解釈で、メンズノンノにまで掲載されていたわけですが、盛り上
がったのは一部だけ。祐真朋樹氏も一生懸命トムブラウンとブラックフリース
を着て各ファッション誌に登場していたのが懐かしい。今はランバンですね（苦笑）

 

 

 

僕は、どうしても自分の親父臭がしてしまい、アメトラ自体はトレンドとして定着
しないんじゃないか、と当時書きました。それから２年後、アメトラの代わりに
アメカジが再浮上。かつPOPEYEの言うアウトドア系のラギッドボーイに行きま
した。そして昨年のブリトラとミックスされ「リラックス」という大きなテーマのもと
今のストリートファッションに影響を与えています。

この一連の経緯を書いているファッション誌は少ない。特に、アメトラが若者の間
に定着しなかったことについては、ほとんど言及がないんじゃないかと。全部
把握しているわけではないので絶対とはいいませんが。やはり立場上書きにくい
のかな。

 

 

 

しかしながら、men's FUDGE６月号では、「メイドイントーキョースタイル」特集と
ともに掲載されている、第三世代セレクトショップSTUDIOUS×Tokyo Traingle
Styleでアメトラブームの失敗とともに上述のようなトレンドの確立が、STUDIOUS
のアイテムを通して書かれています。

ほんの少し前、数多くのセレクトショップは新たな”トレンド”という名のもと、オーセンティックなアメリカのプレッピースタイルを若いユーザーに押し付けようとしていた。しかしながらそのリアリティーなきファッションは、当時の熱気をよく知る上の世代にしか受け入れることはなかった。自然発生的に口コミでジワリと伝わってゆく地熱のようなものを”ファッション”と呼ぶのであれば、メディアからの一方通行的な情報とは明確な距離をとり、仲間同士での共通のキーワードの中で自らの感性を持って、独自の路線をひた走る若きユーザー達は本来のファッションの楽しみ方を知っている。

最後は、メディア批判まで展開しているこの不思議さ（笑）
一方で、断っておかなければならないのは、失敗したのはあくまでオーセンティック
なプレッピーということで、ロバートゲラー　3.1フィリップリム　アダムキメル　バンドオブ
アウトサイダーズなどの第２世代のネオアメトラブランドは、若者の間で支持を得てい
ます。最も、これらはアメトラと言っていいかどうか疑問ですが・・・。 NY系ですね。

また、ブルックスブラザーズなどのオーセンティックなブランドでも、十八番のBDシャツ
を細身にして安価で提供することで、若者に拡がったと思います。

men's FUDGE６月号は、STUDIOUSのアイテムを通して、スポーツ、ナチュラル・
モード、ワークの３つを提案。実際アイテムを見ても、マウンテンパーカ、ワーク
シャツ、ワークブルゾン、リュックなど、まさに売れそうで旬なアイテムが紹介され
ています。

そんなファッショントレンドの中で、men's FUDGE６月号のメイドイントーキョー
スタイルの中で注目しているドメブラをピックアップ。

フィグベル　ハンティングジャケットリサーチ　ts-20　スリーブラインドマイス　
Waste(twice)　Cootie　ヴィクティム　東京のワークアイテムを得意とするブランド
です。

あとは、直接ご覧になってみてください。men's FUDGE６月号はいい感じで
情報を拾い上げている感じがします。アウター、シャツ、Tシャツなどバランス
よくコアで使える情報を紹介しています。

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