■スナップの重要性を再認識させられる着こなしに注目
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POPEYE (ポパイ) 2009年 07月号 [雑誌] マガジンハウス 2009-06-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
POPEYE7月号は、恒例の全国スナップ特集。すごい数の中から、祐真朋樹
氏がグランプリを決定。その1人は、モノトーンで全身をコーディネート。
ジバンシィ・バイ・リカルドティッシの白のゴシックTと7分丈の黒カットソーのレイ
ヤード。ボトムスは黒のショーツ×黒レギンスでこれまたレイヤード。ゴローズの
アクセサリーに、黒リュック。レイバンのサングラスに黒のチャーチのシューズ。ソッ
クスも黒。流行に敏感なPOPEYE好み?のコーデ。というか、Tシャツ以外でもジバ
ンシィ・バイ・リカルドティッシのコレクションを思い起こさせるスタイルに。イメージ
的には以下が近いかな?Tシャツは、ゴシック×スカルの派手なデザインなんです
けど。
【ジバンシィ・バイ・リカルドティッシ2009S/S】
祐真朋樹氏の総評は、直接読んでみて下さい。さて、この全国で行った2009
上半期スナップ特集で流行分析が書かれています。レギンスやクロップド、ロ
ールアップなどのボトムススタイルとウェリントンメガネは、いつも書かれている
のでパスしまして、気になったものだけピックアップしてみます。以下。
●モードは、ジバンシィ・バイ・リカルドティッシ一色?
古着やセレクトショップのオリジナル、ファストファッションでかためる人が多い中、
モードはジバンシィ・バイ・リカルドティッシが多いそうです。高いので、もっぱら
Tシャツに集中していますが。人気なんですねぇ、ランバンやラフシモンズ、ディオ
ールオム、バレンシアガではないです。特に熊本のセレクトショップ、Anannの影響
が大きいようでして、必ずしも東京だけの話ではありません。秋冬はロバートゲラー、
3.1フィリップリムあたりが価格的にもきそうな予感。ハレラーならぬ「ろばーとげラー
」に「ワコマリアー」といった感じでしょうか(笑)?
●ワイドパンツの台頭は本当か?
「これでとうとう"Skinny is dead!"」なんて書いてあるんです。確かに、POPEYEは
1年前からバギーを推してきたけれど、結局見送られてきました。
これがいよいよ来るということなんですが、僕はにわかには信じがたい。皆さん
はバギーはいていますか?僕はずっとスリムフィットかストレートです。
●デッキーシューズはとにかく鉄板
POPEYE7月号の流行分析では、裸足でドレスシューズと書いてありますが、
その中でもデッキシューズが多い。ソックスはいても素足でもいけるところも強み。
以前ご紹介したように、今年の夏はプレーントゥ、デッキシューズ、チャッカブーツが
トレンドですが、スナップを見ていてもデッキシューズが多いし、クロップドパンツ
とデッキシューズというマリンスタイルが旬のようですね。
●お洒落の参考は、「芸能人」と「街の人、スナップ」がほぼ互角
お洒落の参考は、芸能人が27.8%、街の人、スナップが26.8%とほぼ同じです。
その次にショップスタッフが14.8%となっています。銀座のアバクロがオープンしたら、
モデル専用のショップスタッフは果たして影響を与えることができるかしら?という
より、アバクロがどの程度来るかにもよりますが・・・。
さて、かつてキムタクが若者のファッションスタイルを引っ張っていたときもあったか
と思うのですが、最近芸能人では瑛太さんや松田翔太さんが人気。しかし、リアルな
スナップの影響力が大きい。メディアの中心から受動的に情報を得るより、自分と
同じフィールドにいる「個性」を能動的に自分のものにしようとするあたり、男性
のお洒落に対するアグレッシブさを感じるところです。
●一月にかける洋服代は、3,4万円
確か、昨年はもっと低かったと思う。30,000円以上が49%もいるとは、このご時世に
しては豪華。まあ、モードメンがたくさん集まるPOPEYEだから高くなりやすいと思う
けど、「欲しいものがあれば、なんとしてでも手に入れる」というのは、なんとも情熱的
でございます。ちなみにその分の節約が出ていますが、面白いので確認
してみてください。
●メッセンジャー、ショルダーバッグからトートバッグへ
手で持つか、背中に担ぐか?ラギッドスタイル(アウトドア×モード)が流行ってか
らリュックが一気に加熱しましたが、ココに来てデカトートバッグが人気上昇中。
キャンバス、カラフル、レディース並みにでかい、さて軍配やいかに。
以上、気になったものを少しあげてみました。モードはジバンシィ・バイ・リカルド
ティッシに集中されているものの、さすがのPOPEYEからでもモードブランドの衰退
を感じさせる結果となっているようです。かつて、ディオールオムとラフシモンズかすご
かったのが懐かしい。大阪あたりは、相変わらず古着をミックスしたレベルの高いコ
ーディネート。個人的には、ヘアサロンと美容学校が多いという新潟のスナップが面白
かった。東京は、他の県とは違いシンプル目が多い。ポータークラシックを着ている
人がいたのはちょっと驚き。POPEYE7月号の大量のスナップで、この夏の着こなしを
研究してみてください。
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