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2009年06月29日

パリコレクション2010S/S「アフリカ」「じかにアウター」「夏にトレンチコート」

■ワールドカップを意識?「アフリカ」がテーマも、簡単に紹介

パリコレクションもほぼ終わりましたね。パリ・ミラノコレのまとめは、
また今度書くとして、いろいろなコレクションがあったので簡単に
紹介したいのですが、前回に続く印象は、「リラックス」「自分らしさ」
が僕の中で一番感じていて、それに「アフリカ」「テーラード」「じかにア
ウター」 「夏なのにトレンチコート」かなぁと思いました。たくさん気になる
ものはあるけど、特に気になったものをチョイスしてみます。

miharayasuhiro01[1].jpgdior03[1].jpg

ミハラヤスヒロ              ディオールオム

砂漠からの脱出してオアシスへ、そんなこともWWD、men.style.comのレビュー
でも書かれているミハラヤスヒロです。本当は星の王子様がテーマのようなん
ですが。

パリコレクションでは、アフリカが表現に盛り込まれているコレクションがいくつ
かあります。 ジバンシィ、コムギャルソン・オムプリュスなど。アフリカ
といえば、来年はFIFAワールドカップ南アフリカ大会です。意識しているので
しょうか? エルメスやジバンシィはスポーツ、サッカーも考えに入っているよう
です。

その中で個人的に砂漠の感じが出ているのがミハラヤスヒロだった
のであげました。とはいえ、ショーツのボトムスレイヤード、トレンチコート・・・
あ、暑い(汗) ほかにブラックを多用しているのも印象的でした。

「じかにアウター」「自分らしさ」を見せてくれたのは、ディオールオムのクリス
ヴァンアッシュ。当初、展示形式で終わるかと思ったんですが、最後にラン
ウェイショーを行ったようです。WWDのレビューによると、「ゆったりとしたディオー
ルオム」を披露。新しいディオールオムと言われるコレクションでは、羽ばたく
ような シームレスで肩パットが見える透けたシャツならぬ透けたなジャケットと、
プリーツの入ったテーパードようなパンツ。今回は、MCハマーのような極端なも
のではないんですね。一切インナーがなく「じかにジャケットを着る」スタイルも
あります。トラサルディ1911、ジルサンダーなど、ミラノコレクションでも見られま
したし、アンドゥムルメステール、メゾンマルタンマルジェラなどもそうでした。
シャツ感覚で着るんでしょうか。ちなみに、この透けたコットンジャケットは
日本の極細綿を使用しているそうです。

「自分らしい」と書いたのは、2008S/Sから、ディオールオムのデザイナーに
就任してから、ずーっとエディスリマンを意識して、また比較され、かなり神経
質になっていたと言われるクリスヴァンアッシュが、本人のデザインでコレク
ションを行った、ということです。「ユニーク」ということでございます。

WWDmen.style.comYahoo! newsで、そのような趣旨のレビューが載って
います。WWDでは次のトレンドを照らすライトのような表現もしていますね。
簡単にいえば、脱ピチピチシルエットスーツの到来とでもいいましょうか。
これはランバンにも言われていることです。風が吹き抜け
るような軽いスーツスタイル。そんなわけで、ディオールオムの評価は結構
高い。ガレスピューはどうなるんだろう・・・。

さてさて、ディオールオムでたくさん書いてしまったので、あとはサラサラッと。
他に「自分らしい」と思われるのは、メゾンマルタンマルジェラ。プレゼンテー
ションのバックは相変わらず白なんですが、全体のコレクションも白。
メゾンマルタンマルジェラのイメージカラーというと、僕は白が思いつくので、
印象深く拝見させて頂きました。 アシメントリー(非対称)になっています。

ほかに、コムデギャルソン・ジュンヤワタナベ、アンドゥムルメステール、リック
オウエンス、ジョンガリアーノ・・・デザインは新しくても、変わらぬ印象を受け
たものがありました。

トレンチコートはとにかく多い。ミラノ・パリコレ、すごくトレンチコートが目立ち
ました。ジャンポールゴルチェ、バーバリプローサム、ドリスヴァンノッテン、ラフ
シモンズ、イヴサンローラン・・・夏にトレンチコート・・・あ、暑い(汗)

とにかく、多くを取り入れて1つのスタイルにしてしまったのが、コムデギャル
ソン・オムプリュス。パッチワーク、アフリカン、ナチュラルストライプ、スカート。
「無作為のコラージュ」、「無差別の集会」というテーマだそうです。

最後に、強烈で実験的なパリコレクションの中で、そそられたコレクションを
紹介させて頂いて終わります。ラフシモンズとダンヒルバイキムジョーンズです。

00020m[1].jpg00050m[1].jpg

ダンヒルバイキムジョーンズ         ラフシモンズ

なんとなんと、両方ともパッと見はスーツスタイルです。ラフシモンズは
コレクションで、ターゲットは大人の男性と主張。商業主義から本物志向へ
と宣言書とも言われているコレクションだったそうです。“Fashion is so
blurred these days. We need new men with new codes,” (ぼんやりとした
ファッションではなく、新しい男性と新しいドレスコードが必要である)

ダンヒルバイキムジョーンズは、前回よりもレトロのように見えますが、
キムジョーンズが考えるダンヒル、だそうです。くわしくは割愛しますが、
ここに来てスーツスタイルを打ち出してくるのが個人的には逆に新鮮
でした。 "core of the British brand"ブリトラが再燃して若干鎮火した
ような気がしましたが、ここでもう1度注目されるのか、楽しみです。

関連:パリコレクション2010S/S:デニムコルセットに侍サンダルが登場

この記事へのコメント
星の王子様は砂漠が舞台なので間違っていないかと。

それにしても星の王子様とは‥ファクトタムがカフカをテーマにしたときより惹かれます(笑)
Posted by クロ at 2009年06月30日 05:18
>クロさんへ

そうだ、サハラ砂漠から始まるんでしたっけ?話が混ざっていました(汗)

なんかレビューをざっと見ただけなんですけど、詩的というか、世界観が絶賛されていました。
Posted by 武欄堂 at 2009年07月01日 01:02
飛行機が故障して砂漠に不時着→王子様に会う→王子様が訪れた色んな星の話を聞く→飛行機直る→無事帰還

ネタバレを省略すると大体こんな感じですね。

元々詩的なミハラが本領発揮したということでしょうか。ミリオタの僕としてはM42ジャンプジャケットが気になります(笑)
Posted by クロ at 2009年07月01日 10:06
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