■ミラノは分かりやすい・パリは個性を出す ベースはテーラード?
パリ・ミラノコレクション2010S/Sすべての日程が終了しました。今回のコレク
ションは、2009-2010A/Wに続きパリとミラノで異なる内容となりました。先
に行われたミラノコレクションはテーラード、スポーティ、レッドカラー or ホワイト
&ブラック、サイバー、大きく分けるとこれらをはっきりとした形でミックスさせる
スタイルが目立ちました。そういった意味で「分かりやすい」コレクション。市場
志向、バイヤー志向のコレクション。
一方、パリコレクションは強烈なインパクトをいかに記憶に残すか、ということが
あったと思います。あくまで新しいファッションスタイルの実験の場、という姿勢
を貫きつつ個性を発揮する、あるいは個々の「ブランドらしさ」、「自分らしさ」
を表現していたコレクションのように思えました。では、men.style.comの10個
のキーワードやWWDのあげるトレンドを意識しつつ、パリ・ミラノコレクションの
ファッショントレンドを見ていきたいと思います。
![00240m[1].jpg 00240m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00240m[1]_2.jpg)
2】ショーツスーツ・スポーツミックス(ボタンの少ないダブルブレスト)
![00170m[1].jpg 00170m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00170m[1]_2.jpg)
3】アフリカンテイスト(砂漠を脱出)
4】テーパード?サルエルパンツ?股上深く、脱スキニー
![00010m[2].jpg 00010m[2].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00010m[2].jpg)
イヴサンローラン バレンシアガ
5】インナーなし
![00100m[1].jpg 00100m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00100m[1]_8.jpg)
6】春夏なのにガッツリ(トレンチ)コート
7】脱タイトスーツスタイル
![00010m[1].jpg 00010m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00010m[1]_8.jpg)
8】レトロアメリカン(デニムスタイルは継続)
![00130m[1].jpg 00130m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00130m[1]_2.jpg)
9】透けるアウター
![00030m[1].jpg 00030m[1].jpg](http://brandbanzai.up.seesaa.net/bw_uploads/tm_00030m[1]_3.jpg)
ほかにも、スカートはパリコレクションでは普通になっていますし、ジャン
ポールゴルチェなんかはスカートにスリットが入りデニムコルセットや
スカーフなどのフェミニンなコレクションとなりました。また、ジバンシィのボト
ムスレイヤードから、イヴサンローランの不良のようなユルユルレイヤード、
ミハラヤスヒロのミリタリーテイスト、ランバンの松本人志か、と思うネクタイ
のパンツインなどいろいろありました。
全体的には、ベースとなるアイテムとして、2009S/Sのときよりもテーラード
が多かった印象を受けています。+コート、特にトレンチコートは多かった。
もちろんスプリングコートとしても使えるので、十分ありなスタイルだと思って
いるのですが、ラフシモンズやバーバリプローサム、エルメスのようにレザー
だったりガッツリとしたスタイルを拝見すると、暑くないのかしら?と素朴な
疑問は残ります。
「分かりやすい」ということを、トレンドの1つと見なすならば、テーラー
ドから出発していたのが今回のパリ・ミラノコレクションで、それをどう料理
するのかにかかったんじゃないか、と僕は感じました。ジャンフランコフェレ
のように、着丈長め、肩幅ゆったりダブルブレストと、今のストリートの若者
のスタイルと逆でありながらスポーツミックスで提案したり、ラフシモンズに
あっては、より大人のクラシックな方向にシフトすると明言。プラダは都会的
なテーラードスタイルを提案。イヴサンローランやアンドゥムルメステール、
クリスヴァンアッシュ、ミハラヤスヒロ、ジュリアーノフジワラ、コムデギャル
ソンオム・プリュスなどは脱構築的なテーラードを提案し、ジュンヤワタナベは
ブリトラを意識したテーラード、トラサルディ1911はプレッピーを彷彿とさせ
るスーツスタイル。ジャンポールゴルチェは女性のテーラードを男性に提案。
そして、ディオールオムが提案した、「風が吹き通る」ようなゆったりスーツ
スタイル。脱タイトスーツ。「ターニングポイント」というテーマを掲げたクリス
ヴァンアッシュの新しいディオールオムは、来年影響力がどのくらい出るか
気になります。スキニー人口がさらに減るかもしれない。ランバンも然り。
というわけで、Yahoo! News、などの考察とmen.style.com、WWDを読みつつ
まとめてみたところです。さて、今回僕の独断と偏見ですごい!と思った
ものをご紹介して終わりたいと思います。
ボッテガヴェネタ ラフシモンズ
ボッテガヴェネタの配色とバッグのデザイン、ストールの巻き方、どれを
とっても昨年よりも若返った印象で、トーマスマイヤー恐るべし、と思いながら
拝見させていただきました。ラフシモンズは明らかにここ数シーズンのフェミニ
ンなラフシモンズではない、ボッテガヴェネタとは逆に大人になった印象。
こちらは個人的に欲しいアイテムがちらほら・・・。
流行に影響を与えそうなのは、ディオールオム、ランバン、イヴサンローラン
を筆頭に、ミハラヤスヒロ、、トラサルディ1911、ジャンポールゴルチェ、バレン
シアガ、ジャンフランコフェレあたりでしょうか・・・。これは、2010S/S流行る
ブランド予想の資料として押さえさせて頂ければ、と思っております。
【via】men.style.com

