■草食男子→装飾男子 ジェンダーレス→ボンデージ
VOGUE HOMMES JAPAN (ヴォーグオムジャパン) 2009年 10月号 [雑誌] コンデナスト・ジャパン 2009-09-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
VOGUE HOMMES JAPANそのものはアート色の強いのが、ここ2冊目までの
特徴。今回もその態度は変わらないけど、テーマ、内容が強烈になってきてい
るのは言えるのではないでしょうか。まあ、文化として捉えるか性描写として
捉えるかは読者次第なんですが、アメリカ文化に焦点をあてたVol.2「されど
アメリカ」は、カニエウェストなどがファッションアイコンで分かりやすかった。
今回は全体的に同性愛者的、あるいは刺激的なジェンダーレスだったり、ポスト
マドンナのレディガガといったセクシャルな方向に進んでいます。それが、今回の
テーマ「我ら、装飾男子」なわけです。
草食男子ならぬ装飾男子は、化粧をして、髪型に変化を加え、レディースを
着こなすデヴィッドボウイのようなイメージだそうです。
草食男子と装飾男子の違いは、装飾男子のほうが、過剰の欲望があり、
生(性)に対して執着こそがレゾンデートル(自由)であると主張。
あとは、装飾男子たる画を見ていると、80年代のシャイニーウェア。マイケル
ジャクソンが生前着ていた衣装。80年代初頭のニューロマンティクスのような
印象もうけました。
VOGUE HOMMES JAPAN Vol.3では、男のドレスコードへのアンチテーゼ。
男のクラシックスタイルの薀蓄をとっぱらい、不景気だからこそ、キラキラ・デコ
ラティブに自由なスタイルをしていいのではないか?というメッセージが書かれ
ています。
と、ここまではまじめに全体をまとめて書きました。ここからはかなりディープに
なってきます。装飾男子と一緒になぜか、SM的なボンデージを強く意識した画
が多い!エディスリマンの性癖たっぷりの写真集も付いているんですが、その
はるか上を行く世界。たとえばVOGUE HOMMES JAPAN BLOGで紹介されて
いるこんなイメージ。
あとは、直接見て頂くしかないのですが、こういった「BONDAGE、仮面の告
白」や「DARKNESS 束縛のナルシズム」という特集はフェティッシュという
言葉でおさめていいのか、2ch関係にゲイ雑誌として祭り上げられるか、
かなり際どいです(苦笑)。全裸にコルセットとか・・・かなり。
ちなみに、こういった特集で取り扱われているブランドの多くがガレスピュー
でした。なぜボンデージでジェンダーレスを表現するのかが、よく理解でき
なかったんですがストイックでゴシック的な表現・・・ということで理解しようと
思っています。
ささっと全体像を書きましたが、個人的に面白かったのは、東京の装飾男子
として奈良裕也氏、フェノメノンのデザイナーBIG-O、バイヤー小木基史氏
などが揃っている特集「Tokyo Vibe」。けっして、ギャル男じゃない!と主張
する彼らの集まりは、女の子の話よりもファッションのはなし、性欲より服欲
もりもり。彼女や奥さんもいるので、肉食でも草食でもありません。
東京の装飾男子、果たして増えていくのでしょうか・・・。
関連:VOGUE HOMMES JAPAN Vol.2は「アメリカ特集 Change」
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しかし着回し企画でバルマンの20万のデニムを紹介したりと昔とはまるで違いますな
あら、マルジェラとかじゃないの?
と昔を思い出してみる・・・。
>KENさんへ
>>イメージがエクソシスト
超吹いた(笑)
>名無しさんへ
まあまあ個性ということで(汗)