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2009年10月22日

ポールスミス「服が好きなのであって、ファッションが好きなのではない」  

■昨今のセレブリティの台頭とファッションショーについて

ポールスミス氏は、産業においても大切なアピールの場となる、ファッション
ショーがお嫌いのようです。さて、そのことが書いている
文面がthe Cutに載っているので見てみましょう。これは、telegraph.co.uk
で書かれているものの抜粋です。
結論から言うと、ポールスミス氏は「'It's clothes I love, not fashion'(服が
好きなのであって、ファッションが好きなのではない)」ということだそうです。

 

 

 

 

Paul Smith Tells It Like It Is/the Cut

"I've always preferred the creative process of designing and selling clothes to the idea of putting on a poncey fashion show. It would be wonderful if fashion shows died out completely. They're so time-consuming and costly."

『私はいつも、女々しいファッションショーにおいて、衣服をデザインして
販売するアイデアの創造的なプロセスを優先してきました。もし、ファッション
ショーが完全に死に絶えるなら、どんなに素晴らしいことでしょうに。それら
は、とても手間のかかることであり、コストが高い。』

また、モデルには少し悪く感じるかもしれませんが、ポールスミス氏いわ
く、若いデザイナーに対して、ファッションショーを気にかけるな、とも述べ
ています。

"It's their 15 minutes of fame: pure, self-indulgent theatre. How many girls were there this year in horns or neck braces with bare breasts? It wouldn't matter if they didn't take it all so seriously, but the fashion world is a dangerous, superficial and fickle place."

『ファッションショー15分間の名声です。ただ、放縦な劇場です。
今年のファッションショーに、いったい何人の少女が胸をむき出し
にしたり、首にギブスをはめて出てきていましたか?彼女たちが
それほど真剣にそれを全て受け止めないなら、重要ではないでしょう
が、ファッション業界は危険で、浅薄で飽きっぽい場所なのです。』

さらに、ポールスミス氏は人が何を着るか、そんなに気にしません。

"If a person is nice, with good manners, I couldn't give a damn if he's wearing a shell suit."

『もし、1人の人がよいマナーの持ち主で人間性が素晴らしければ、
私はシェルスーツを着ていても、その人を罵ることはできないでしょう。』

ポールスミス氏は有名人のセレブデザイナーにうんざりしています。

"I'm not interested in all that. Those celebrity designers … " he sighs, referring to the surge of high-street collections by figures like Madonna, Lily Allen and Kate Moss, "they have neither the training nor the design awareness necessary in the business, which means it must be purely about ego and money. I wouldn't bring in a celebrity to work at Paul Smith in a million years. Actually," he leans forward, "make that a trillion."

『私は、有名人のセレブデザイナーたちすべてに興味を持っていません。
かれら、有名人のセレブデザイナー・・・、(彼は、マドンナやリリー・アレン、
ケイトモス、といったハイストリートファッションへの大きな影響のある人
達を口に出して、ため息まじりに言います。)彼ら、彼女達は、デザイン
のトレーニングも認識もビジネスにおいて必要ないのです。そのビジネス
というのは、ただエゴとお金に関することを意味します。
私は、100万年経ってもセレブがポールスミスで働いてもらう気になりま
せん。実際には、それを1兆にしてください。』

最後に、ポールスミス氏は『楽しい人生を本当エンジョイできます。そして
毎日それに気がついています。』と述べています。

誤訳があったらすいません。ちょっと紹介させて頂きました。

ポールスミス氏の名言、衣服哲学については、いつもただただ、勉強させて
頂いているとしてかいえないのですが、改めて襟を正す思いがします。
僕個人は、このご時世を考えた上で、有名アーティストとのコラボや
いろんな仕掛けをするのは、特段悪いことだとは思いませんが、そのもっと
先の話、「服」という原点に立ち返ったとき、そういったお祭り騒ぎはあまり
にも刹那的で普遍性がない・・・ということなのかなぁ、と書いてて感じた
ところであります。

【via】telegraph.co.uk the Cut

【関連】

ポールスミスのお洒落指南に感涙

ポールスミスの格言:日記から

posted by No.9 at 20:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ 情報など | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今の芸能界に叩きつけてやりたいですね。
○vexとかとくに。
Posted by いっち〜 at 2009年10月22日 22:48
>いっち〜さんへ

ポール氏のメッセージは厳しいけど、あたたかいです。
Posted by 武欄堂 at 2009年10月23日 01:26
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