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2011年02月06日

英国「日本の若者は高級ブランド品に対して財布の紐を閉めている」  

■親の世代と購買意識の違う日本の若者達のファッション感

日本の若者のファッションに関する心理的な変化を経済の側面から考察しているおなじみindependent.co.ukが、また日本の若者の購買意欲に関する記事を載せています。

Japan's young generation closes 'luxury wallet' - no more waiting in line to buy a handbag?/independent.co.uk

According to a Women's Wear Daily report, young Japanese shoppers are less impressed by designer brands and more value-driven than their parents.The consulting firm McKinsey & Co. already reported last July that "almost 30 percent of shoppers under 30 [in Japan] named price as the most important factor they consider when shopping, compared to just 21 percent for those over age 50," WWD writes in its story which appeared February 1. The trade paper adds that, as a result of its economic collapse, Japan's per-head spending has radically declined - a trend that market researchers at Euromonitor think will continue - with the luxury market being particularly affected, having shrunk by 23 percent between 2006 and 2010.

『Women's Wear Dailyのレポートによると、日本の若者は高いデザイナーズブランドに、彼らの親よりも価値を感じ無いそうです。 コンサルティング企業のマッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、「日本の30歳未満の買物客のおよそ30パーセントは、買い物をするとき考慮する要素が「価格」である。50代の顧客になると、21パーセントとなっている。」と紹介。この調査は昨年7月に行われた意識調査で、WWDで本年2月に取り上げられました。

業界紙は、上記の結果とともに日本の経済的崩壊の結果、日本の1人あたりの服に対する支出は根本的に下落しているとしています。これにより、2006年と2010年の間に23パーセント市場は縮小、特に高級品市場が影響を受けており、それは続くと考える傾向にあると付け足しています。

30代未満の若者の両親は伊勢丹などの高級百貨店で購入している一方で、現在20代の買物客はハイストリートに変わります。 東京をベースに消費者の意識調査をしているFive by Fiftyによると、「日本の若者は今でもお洒落です。ただ、彼らはかつての消費に意欲的な社会経済秩序のうちに入らないだけです。また、ブランド名によって安易にくっつくような人たちではありません。」

これに加えて、選択の拡散を兼ね備えたエクスクルーシブブランドとストリートブランドとのミックスすることでできる個性的なスタイルの台頭が、ラグジュアリーブランドの消費の減少と、断片化・・・両方を促進させました。

今、ヨーロッパのラグジュアリーブランドが主に市場として注目している中国は、新しい世代の若者にとっては、日本よりも安く商品が手に入るメーカーとして把握されています(質が劣るというイメージは薄い)。』

原文を日本語にするとだいたいこうなると思うのですが、ファッションの「従属意識から個へ」ということや、ブランドロゴに興味をしめさないということは、今までもご紹介してきました。今回の記事は30代以下の若者の意識と、その親の世代の意識の差というものがはっきり分かれている。そういうことが紹介されています。ここでいう親の世代は団塊の世代からそれ以下ですね。60代前後。バブルの時代を思い切り経験した世代ですし、ラグジュアリーブランドが日本にドッと入ってきたとき働き盛りだったので、百貨店とメゾンは大好きでしょう。

意識の違いもあると思うのですが、そもそも若者の金融資産が50代以上の方々に比べはるかに低いので、買いたくても買えない人もいるんですけどね。むしろ、若者は工夫していると思ったりしております。

関連:英国が考察する、日本経済とファッション消費への価値観の変化





タグ:経済 心理学
posted by No.9 at 17:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 議論 | 更新情報をチェックする
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