■鮮やかなプリント、グリーン&イエロー、スカート復活、ヒッピー、ウエスタン、アフリカ・・・
パリ・ミラノコレクション2011-2011A/Wはすべての日程が終了しました。今回もあっという間でしたね。今回もUSTREAMでのLive映像でコレクションが観れたブランドがミラノコレクションで多くなっていたのが印象的でした。さらにミュグレーはポルノ動画サイトに配信したりやりたい放題(笑)。バーバリープローサムは、今回もコレクションが終わった後、サイト上で商品を予約販売するというビジネスを展開。
さて、ミラノコレクション2012S/Sですがケーブル編みや、もはや網状のものが見れました。ドルガバでは、漁業網のようなアウターが。そして鮮やかなプリント。90年代の派手さを出したというD&G。ウエスタン、70年代のヒッピーおよびネイティブアメリカといえば、プラダとバーバリープローサム。フリンジモカシン、ネイティブアメリカンを意識した模様など。プラダの場合ゴルフウェアという英国調のファッションからアメリカ西部にチェンジしたり、いろいろ。ミウッチャ・プラダのコメントをすごく簡単に言うと、好きなモノをぶち込んだそうです(笑)。
ミッソーニやヴィヴィアンウエストウッドは、ロンドンオリンピックを意識したデザイン。
ボッテガヴェネタやプラダ、バーバリープローサムはセカンドバッグらしきものがありました。ジルサンダーの場合は、それをボディバッグにして、身体に巻くという発想。防雨や透明コートも登場。さらに、ラフィア帽子などもあったりして、1つ1つ見ていくと様々なアイテムが。
パリコレクション2012S/Sではスカートが炸裂。コムデギャルソン、ヨウジヤマモト、ジバンシィ、リックオウエンス・・・ここに来てまたか、という。さらに、被り物化したハット。コムデギャルソンの王冠、ウォルターヴァンベイレンドンクに至っては、ガチャピン、ムックもびっくりのモフモフの球体でネット上で話題に。2chに晒されるのも時間の問題。一応ウォルターヴァンベイレンドンクはアントワープアカデミーのファッション科の学長なんだぞ!
ルイヴィトン、イヴサンローランは、デザイナー達のルーツでもあるアフリカをテーマに。砂を表すベージュ、空を表すブルー、サファリジャケットなどなど。
パリミラノコレクション2012S/Sの共通点は、2011-2012A/Wのファッショントレンドからの流れもあります。続ミックススタイル(アウトドア、ミリタリー、スポーツ)。 そしてリラックススタイル。
トレンドカラーはグリーン&イエロー。これはパリミラノコレクション両方見られたカラーです。しかし、ミラノコレクション全体は、ちょっと寒々しい色合いも多かったかもしれません。また足元はソックスにサンダル、あるいは黒ソックスにブーツなんかもパリミラノコレクションで見られました。 靴はモカシン、エスパドリーユ、ローファー・・・いずれにしてもラウンドトゥです。
それでは簡単ではありますが、トレンドを簡単に抽出してみたいと思います。今回は、graziadaily.co.ukも参考にさせて頂きながら紹介させて頂きます。
1】多彩なプリント
2】トレンドカラー グリーン&イエロー
3】Gジャン デニムアウター
4】素足×モカシンかエスパドリーユ 靴下×サンダル
5】ヒッピー VS ウエスタンアメリカ
6】防雨 透明アウター
7】セカンドバッグ(ボディバッグ)
8】スカート復活?
9】多彩なハット
10】リラックス×ワントーン
11】新古典主義
最後の新古典派というのは音楽でいう、ストラヴィンスキーのような感じでつけたカテゴリ。若返りを図りつつも過去の遺産をしっかり打ち出す姿勢のことを意味します。
キムジョーンズはルイヴィトンの市松模様にあたるダミエをストールに。これは、かなりインパクトのある色使いだと思います。
マリア・グラツィア・キウリとピエール・パオロ・ピッチョーリの新生ヴァレンチノは、クラシック、オートクチュール寄りのブランドが、カジュアルのほうに向かい一気に垢抜けました。しかし、フィット感と生地はクチュールライクで、普通のミリタリーアイテムとは異なるものだそう。 シルク混のシャンブレーブレザーは、羽根のように軽く仕立てられているそうです。ほかに、プリングルオブスコットランドも同じようなことが言えるかと思っております。
さて、パリミラノコレクション2012S/Sで流行りそうなブランドは何か?ということを直感で申し上げると、ウミットベナン、トラサルディ1911のワンセットは無視できないでしょう。価格を無視すれば、バルマンオムとルイヴィトン、プラダは若者の間で話題になると思います。ルイヴィトンのストールは、1つあればアクセントになりますからね。
ただ、正直な話、ぶっちぎりのコレクションは見当たりませんでした。モードファッションも模索しているところなのかな、と思ったパリミラノコレクション2012S/S。
【via】style.com
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