もうすぐ梅雨が明けるといいますが、
いったいいつになるのやら・・・。
(ここんとこ、いつも天気から入りますね。
なんか自分でタモリさんになった気分になってしまった。)
市場動向を占ってみたいと思い、特集をすこしずつ、組みたいと
思っています。その序章として、クリスチャン・ディオール(ディオール・オム含む)
をちょっと取り上げたいと思います。(事実が違ってたら訂正しますんで
つついてください。^^;
クリスチャン・ディオールは、おそらく95年まで売上をガンガン落としてました.。
ネットオークションなんか見ても、当時のネクタイ、ボストンバックなんかみても
うーん・・・こりゃ、グッチ、ルイヴィトン、シャネル、エルメスなんかには勝てんわと
思うくらいイケテナイデザインでした。
そこに、キラ星のごとく現れたのが奇才、ジョン・ガリアーノ。
(それまではジバンシーのデザイナーとして手腕を発揮していました。)
97年からクリスチャンディオール復活という
大きな使命を与えられたのです。そして彼によって画期的な
ブランド改革が行われたのです。とくにバック、アクセサリー、アパレルは
その個性的なデザインにより、若者の指示を集め、低迷している企業を
一気に立て直した超救世主となったのです。
現在は自分のブランド「ジョン・ガリアーノ」とクリスチャンディオール
のレディース部門である「プレタポルテ」と「オートクチュール」
を運営しています。彼は非常に、奇抜なショーを手がけるので有名で
ド派手でメッセージがこもった演出をします。そして、ちょーナルシスト。
URL:http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2006/show.php?brand=galliano
一方でメンズラインといえば、ディオール・オム。これを、ものすごい人気ブランド
に育て上げたのが、エディ・スリマン。神経質そうな顔立ちですが、持っている
才能はずば抜けていました。ルーブル美術大学を卒業後、2000年、
クリスチャン・ディオールのアルノー社長に
主任デザイナーとして引き抜かれました。
URL:http://www.hedislimane.com/
彼のデザインは、またジョン・ガリアーノとは異なり、
無駄のないエレガントさ、男の艶やかさみたいなものを前面に出すものでした。
基本的にドレッシーが基調となりつつも、新しいデザインを注入していった彼の
仕事は、全世界の若者を釘付けにし、ディオールグループのメンズラインの
販売を40%アップさせました。デザインの最大の特徴はシルエットの細さ、
ほんと細いです。ガリガリじゃないと着れないのでは?と思うほど。
これも、エディ・スリマンの計算ずみ。「人間が服を選ぶのではなく
服が着る人間を選ぶ」というビックリな戦略があるのです。このために超有名
俳優が、着るために大変なダイエットをしたほど。
最新のパリコレクションでは、世のクラシックに
乗ってか違うのかわかりませんが、ますますクラシック方向に進んでいるようで、
ちょっと心配でしたが、靴やバックはちょっとロックな雰囲気も入っており、
ゴージャスになっていました。私の勝手な読みでは最低あと5年は
安定するのではないかと思います。
そのエディ・スリマンのアシスタントをしていて、自分の立ち上げた
ブランドがスーパーヒットになり、もはやアシスタントじゃないだろという
のがクリス・ヴァン・アッシュです。映画俳優さながらのクールさと
普通のデザイナーにはない体育会系のノリで世界を縦横無尽に
かけめぐっている、これからのファッション業界を背負っていく男。
URL:http://www.krisvanassche.com/
最近では、彼のセカンドラインである、「テーラーデザイン」の立ち上げの
ため、何度か来日しています。
経営的な側面から言うと、彼ら3人を引っ張った人事部の見る目には
頭が下がります。これからのファッションは、とにかく才能のある
人間が、学歴、資格だけに関係なく世界をリードしていく時代
なんだなと感じます。
また、この3人は奇人、変人、宇宙人と言いたいのですが、
失礼なので、3巨人としました。
個人的には、クリスヴァンアッシュのデザインが3人の中で一番
好きなのですが、どれも欲しいの一言です。そしてなかなか
安くならないー!
これからもこの3人の繰り出すアートの世界に皆が
酔いしれることでしょう。
では。

