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2011年07月18日

流行るブランド予想2011-2012A/W 

■ミュグレー旋風は起きるか ドメブラからストリートまで

この季節がやってまいりました。もはや流行るブランドなんかあるのかと。売れていればそれは流行っているのか、話題になっていれば流行っているのか、メディア露出が多ければ流行っているのか。流行の定義は難しいですが、だからこそ勝手ながら行わせて頂いております。

エディ・スリマン以降の強力なトレンドセッターはいるのか・・・というと、なかなか困難な時代です。ファッション業界に再復帰をほのめかしたエディ・スリマンは、彼がディオールオムのクリエイティブディレクターを担当してきているときと現在はあまり変わらないような気がする、と答えています。

さらに2008年以降、ネオアメトラの流れを確立しつつあったものの、リーマンショック、海外ファストファッションの上陸で消費者のモードブランドへの消費意欲が下がる一方。そして、今回の東日本大震災は、さらに経済悪化に拍車をかけることは否めません。それでも、ある程度これは改善されていくであろうということを信じるからこそ、この予想も頑張りがいがあるのかなと。アメカジ、ストリートファッションから、アウトドア、オーセンティックなものまで、価格面も考慮しつつあくまで私の独断と偏見で選ばせていただきました。基本的に、流行るブランド予想2011-2012A/W中間発表パリミラノコレクションから見る2012S/Sのファッショントレンドも参考にしています。

順位

 ブランド名

 備考

 1

ドリスヴァンノッテン 

今年のイチオシ。ファー付きラペルが素敵 

 2

 ミュグレーバイニコラフォルミケッティ    

  レディガガのスタイリスト。ファッションの新しいアイコンとなれるか?価格が優しい

 3

アンユーズド

 古着×ハイブランドとストリートブランドの間の存在 

 4

 ラグ&ボーン 

アメカジ×英国テーラード 価格が優しい 

 5

ビューティフルピープル 

続キレイめ高級ファミリーファッション  

 6

 ファセッタズム

 デザイナーはテキスタイルの達人 

 7

ディガウェル 

中目黒の古着系しわ加工シャツが人気 

 8

 アダムキメルカーハート 

 アダムキメル×カーハート  

 9

J.サバティーノ 

 NY生まれの日本ブランド

10

プラダ

上場も果たす、もはやナイロンバッグだけではない   

11

アレキサンダーワン  

メンズライン本格始動 

12

ラフシモンズ(販売休止ならマルニ)

ワイドパンツにスクールスタイルで好評。しかし、契約解除で販売が危ぶまれる 

13 

ユニクロ 

「+J」が最後 そしてアンダーカバーへ 

14 

 ナゲッツ

ネペンテス出身のデザイナーが手がけるアメカジ 

15 

無印良品 

マーガレット・ハウエルのアングローバル社が担当 

16 

ウミットベナン   

トラサルディ1911の新デザイナー 

17 

バルマンオム

銀座に旗艦店がオープン。クリストフデカルナン最後の作品  

18

フェノメノン 

ロングチェックスカートは、2ch系サイトで話題となるか 

19

SUPREME 

ストリートファッションの老舗 

 20

Barbour 

英国王室御用達は若者にも浸透中? 


 

 

 

数の制約によりランクインできなかったものもあります。マイケルバスティアン、ガントレッツ、フィグベル、スリーブラインドマイス、ペスター、クーティー、hobo、08sircus、フランクリーダー、バルデ77、ケイスリーヘイフォード、リチャードチャイ、サンシー、ダンヒルバイキムジョーンズ、ティンバーランド、トラサルディ1911、マービージャモーク、アナクロノーム、エフィレボル、デラックスが入れず。さらに今回はトローヴ、ヤエカを入れられず。

定番行きのブランドは丈を割くので割愛することになりました。流行るブランド予想2011S/Sとだいたい同じなのでご覧頂ければ。サカイは直営店が青山に登場しますが、もう定番行きで良いと思う急浮上。ほかに、ナイジェルケーボン、キツネも定番でいいかなぁ・・・と。

また、流行るブランド予想2011-2012A/W中間発表パリミラノコレクションから見る2011-2012A/Wのファッショントレンドをご覧頂ければと思いますが、今季は震災の影響を考慮に入れる点も重要かなと思いまして。まず、鬼高のブランドはなかなかランクインさせることができない。たとえ話題があっても、ラグジュアリーブランドは日本の中では以前ほど勢いがありません。一方で、価格面を重視するファストファッションの勢いもかなり止まりかけています。H&Mは入れることができませんでした。ある説では、安いものをたくさん買うようりも一生ものとして使える品質を求める心理が今あるようです。

 

◎流行るかもしれない?ファッションアイテム

流行るファッションアイテムを予想してほしいというお声を頂きましたので、あげてみようかと。実験。

●ファーアイテム

●ワイドパンツ

●続レザーアウター

●ダッフルコート

●ロングスカート

●ミリタリーブーツあるいはモカシン

●ネイティブアメリカン、ヒッピーテイスト

 

 

 

 

◇◇ミュグレーは注目◇◇


◎バランスの良いと思う2011A/Wの4大ブランド

ドリスヴァンノッテン、ミュグレーバイニコラフォルミケッティ、アンユーズド、ラグ&ボーン。この4つは抑えておくべし、と言いたいです。

様々な状況の中で、個人的にはドリスヴァンノッテンの男前なコレクションは素晴らしいの一言。前シーズンから人気のストールも、ファーストールが加えられバリエーション豊かに。がっちりとしたミリタリー、テーラード、コート、ブーツ。そして、片側にファー付きラペルというデザインが斬新。大人の男性にも人気が出るのではないかと。

あえて1位にはしませんでしたが、ミュグレーに注目。価格が比較的安い、キャッチー、レディガガ、サロン系も注目しそう?なのがミュグレーバイニコラフォルミケッティです。ミュグレーの復権を託されたニコラフォルミケッティは、戦友レディガガとともにパリコレクションで衝撃的なインパクトを与えました。しかも、ほかのパリコレブランドに比べて安い。 これも大きい、話題にならないわけがない。

世界のショップでも販売されているアンユーズド。サカイやkolor、ビズビムまでいかなくとも、ベドウィンやホワイトマウンテニアリングの次を担うブランドになるのではないかと思って今回も上位に。ライダースジャケットは人気みたいですね。

ラグ&ボーンは原宿旗艦店だけでなく、ほかのセレクトショップで手に入るブランド。アウターはある程度しますが、基本的に良心的な価格帯と日本人に合うスリムフィットはうけるでしょう。

 

 

 

■ドメブラが放つリラックス、ナチュラル、ヘビーデューティーな服■

ビューティフルピープルは、各セレクトショップ、伊勢丹メンズ館でも見ましたがとても着やすいし、女性と一緒に選べるのも大きいのでは。プレッピーがベースですね。テーラードが欲しい人とか、キツネじゃないとするとビューティフルピープルに動く人もいるかも?

ファセッタズム、ディガウェル、J.サバティーノは価格的にも、デザイン的にも今手が出しやすいブランドではないかと見て思いました。アウトドア、アメカジ、しわ加工シャツ、スポーティ、ワーク、リラックステーラード・・・昨年のファッショントレンドの流れ。 

■高かろう良かろうも吉■

プラダ、バルマンオム、ウミットベナン、ラフシモンズ or マルニあたりは、お高いですがコアな人気ブランドです。特に、パリミラノコレクションでひときわ存在感を出しているのが、プラダのデザイナー、ミウッチャ・プラダです。香港で株式上場するや否やすごい値がつく勢いもありまして、ビジネスとしても成功しているところが伺えます。

■Barbourははたして若者の間で流行るか■

MEN'S Precious、Begin、MEN'S EXなどで露出が多くなっているBarbour。ワックスアウターといえばここ。名作「ビデイル」もちらほら見たり見なかったり。日本では、かつておじさま御用達のヘビーデューティーな存在だったと思います。ところが、メンズノンノで祐実朋樹氏がスタイリングで使用したり、最近立ち上げられた Barbour By Tokihito Yoshida。日本人仕様になったBarbourのブルゾンが今年の秋冬、若者からおじさままで人気になるんじゃないかと思いランクイン。もうすでに、エディフィスの別注始めビームス、UAにもあるんですよね。イギリスブランドもなるべく入れたかったという理由もあり。

 

 

 

◎サロン系 or 中目黒系 or ストリート系 

あまり系統として分けるのは得意ではありませんが、今年の秋冬はこの3種に分かれるんじゃないかと思いまして、流行るブランド予想と組みわせてみました。

【サロン系】

所謂chokichokiから端を発したサロン系。奈良裕也氏がアイコンとして有名ですよね。そのへんで人気なのがバルマンオム、ジバンシィバイリカルドティッシ、T by アレキサンダーワンあたりだそうです。これからは、それに加えてミュグレーバイニコラフォルミケッティとメンズで単独コレクションを披露したアレキサンダーワンが入ってくるのかも。ハイブラ多し。

【中目黒系】

私が以前から勝手に命名している系統。ワーク、アウトドア、ミリタリー、古着、トラッドをうまくミックスしているブランド、アイテムは中目黒に集中。もちろん原宿でもありますどね。中目黒は特に色濃い。前ランクインさせたナイジェルケーボンだけで、もうこのスタイルのアイテムが揃うでしょう。さらに、Vendorのノンネイティブを始め、1LDKでも取り扱うしわ加工のシャツのディガウェル、ベージュのヤエカ、アンユーズド、さらにアウトドアといえばマウンテンリサーチ、バルデ77など・・・。ヘビーデューティーな感じは、まだまだ顕在ということです。

【ストリート系】

SUPREMEとSTUSSYはコラボも多く、ここで再燃。ニューエラも然り。雑誌Smartかいな、と突っ込みたくなったPOPEYE4月号では、ストリートファッションが再燃という特集を行い、POPEYE7月号では、ハットの流行としてベースボールキャップが上位に。SUPREMEは若者の好きなブランドとしてあげられていたのでこちらでも入れさせて頂きました。

渋谷、原宿あたりでは見かけますね。ちょっとニュアンスが違いますが、新鋭ブランドとしてはフェノメノンがここに入るのかなと。ストリート系ブランドを取り扱うオンラインショップでは、BIG-Oの流れでSWAGGER、フェノメノンというカテゴリでブランドを一緒にしていますね。ノリというか勢いとしては、109-2のような感じもありますが、クオリティも値段もかなり上ですからね。立ち位置としてはストリート系のハイブランドかも。

さて、長くなるのでこの辺にしておきたいと思います。お手柔らかに、当たり外れは世のならい・・・。個人的にはウミットベナンにいろいろ大暴れしてもらいたい。

関連: 流行るブランド予想2011S/S



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