ロンドン五輪に向けて本気を出す英国：ロンドンコレクションメンズ立ち上げ

■己を鼓舞し、ロンドン五輪と同時に単独開催するロンドンコレクションメンズ2013S/S

英国のguardianで、この夏単独開催するロンドンコレクションメンズ2013S/Sについての意気込みが書かれています。なかなか興味深いので紹介したいと思います。

今まで、ウィメンズの影になっていたロンドン・ファッション・ウィーク、通称ロンドンコレクションにおいて、メンズウェアが単独でスケジュール設定されて開催されるのは、初のようなんですよね。今までは、ほとんどが一緒に発表されていました。
今年は、６月からロンドン五輪がある。その同じ時期に、ロンドンファッションウィーク2013S/Sが開催。これを逃がしてはならないんですね。まさに世界中から注目が集まる。そう、「世界的ですもんね 乗るしかない このビッグウェーブに！」という例のあれです（笑）。

このロンドンファッションウィークメンズウェア2013S/S、実行のトップを務めるのはトムフォードです。安定力抜群のボスです。
そして、これを通してロンドンの２つの顔である、サビルローとストリートファッションをプッシュしていきたいと。これは一言で言うと「多様性」「ダイナミック」だということ。英国は、ビスポークの聖地サブルローのテーラーがいれば、エルトン・ジョンのような同性愛者のファッションアイコンもいますし、移民の方々もいる。すごく刺激的なんですよね。
例として、Christopher Shannon, Topman Design, Richard James, Tom Ford, E.Tautz, Christopher Kane, James Long, Oliver Spencer, Margaret Howellなどのブランド。

英国ファッション協議会は、ロンドンのメンズウェアシーンを盛り上げるために、強いメッセージを動画で配信。 まさに、クリエイティブをコマーシャライズ。



ロンドンコレクション・メンズを紹介しているのは、英国ファッション協議会と、GQ、The style.com、MR.POTER、TOPMANのデザイナーなど影響力のある有識者がプッシュ。

実際、英国は経済的に厳しい状況です。ファッション産業でも同じ。海外資本になっていますが、アクアスキュータムが経営破綻し、ギーブス＆ホークスは香港企業に買収されました。遺産がなくなっていくなかで、若手のデザイナーを世界にどうやって宣伝していくかというのは大事なことです。そして、ブリティッシュトラッドも顧客を勝ち取る努力をしているようです。

こういうの日本でも作成ほしいですよね。力のあるデザイナー達はいるけど、海外組とは不協和音になってしまっているので。

【via】guardian.co.uk

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