コムデギャルソンのすべてを１冊のムックに「Pen+」

■雑誌「Pen」１冊まるごとコムデギャルソンがさらにパワーアップ

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以前販売されて、話題となりました雑誌「Pen １冊まるごとコムデギャルソン」がボリュームアップしてムックとして発刊されました。気になる中身は、雑誌「Pen」のほうにはなかったコムデギャルソンの歴史を垣間見れる写真の特集、パリのホワイトドラマ展、ドーバーストリートマーケット銀座、コムデギャルソン青山店のリニューアル、コムデギャルソンの商品についての詳細が加わっています。以下は、川久保玲×写真家の過去の写真特集の１部。時系列で並んでいますので、直接ご覧になってみて下さい。

 

最近のお話として加わっているのが、2012-2013A/Wのコレクションについて。川久保玲、渡辺淳弥、丸龍文人のインタビューが載っています。これがなかなか面白い。誰がってやっぱり渡辺淳弥氏。

コムデギャルソンジュンヤワタナベマンを作る時、服＝モノ、シャツとパンツがあれば生きていける。寒かったらジャケットを着る、という発言が面白かった雑誌「Pen」でしたが、プラスα、今季についての質問もあります。

 

◎服作りで大切なこと
自分が欲しいかどうか

◎12-13A/Wのテーマ
カッコイイかどうか。作業着。

◎ジュンヤワタナベマンが他社とコラボするようになったきっかけ
リーバイスの5ポケットそのものが、自分のコレクションにあることが面白いと。

◎渡辺淳弥が務めるジュンヤマンと、コムデギャルソンオムの違い
マンは自分なりの男の服に対するクリエイションです。オムは、自分がほしい定番です。

◎メンズとレディースをつくる上で意識している違い
メンズはベースがあり、レディースはゼロから

さすが文珍さん渡辺淳弥さん。エグい返しです。


■コムデギャルソンシャツの商品説明



コムデギャルソンシャツのチェックシャツ

UAの栗野宏文さんもコムデギャルソンを紹介するにあたり、コムデギャルソンシャツをあげています。唯一のフランス製。パターンは日本、生地はイタリアかイギリス、縫製の技術はプロも唸るという。日本で行ったらコストとしてどのくらいしてしまうのだろうか、と述べています。

定番のフォーエバーでは、前身頃と後身頃の脇の生地を裏面で巻き込んで縫い、表面はステッチ１本だけ表れる折伏せ縫い、巻伏せ本縫ごいう技法を使用。丈夫さとゴロつかなさが特徴。コムデギャルソンシャツのチェックシャツは、フォーエバーのデザインではありませんが、つくっている過程は同じようです。Oki-niのものですが紹介させてもらいました。3万円ほどと高いんですけど、日本で買うより安いかもしれませんね。

と雑感として紹介させてもらいたましたが、よほどコアなファンでもないかぎりは、この１冊でだいたいコムデギャルソンの雰囲気はつかめるんじゃないかと思います。もうそれ以上になると、川久保玲信者となるか、痛烈なまでにアンチになるかわかれたりするので、私はコメントしないことにしています。でも、ジュンヤマンは好きです（笑）。

関連：COMME Des GARCONS - Brand Fashion Communication

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