■『SENSE4月号』はヴァーサストーキョー特集
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2月上旬、裏原宿系のブランド「スワッガー」が自己破産を申請した。同時に関連会社のアリソンも自己破産を申請している。負債総額はスワッガーが5億4700万円。年商規模は10億円程度の会社だが、衣料品業界ではビッグニュースとして衝撃が走った。
2000年代後半に失速した裏原宿系。その失墜を広く知らしめたのは、2011年1月末に裏原宿系の人気ブランド「ア ベイシング エイプ」を手掛けるノーウェアが資金難から、セレクトショップを運営する香港企業のI.Tに買収された一件だった。当初はノーウェアの負債が10億円で、買収額は2億3000万円だったと報じられたが、その後、ノーウェアの負債総額は43億円だったということが発覚、I.Tがそれをすべて肩代わりするということになった。ノーウェアの年商はピーク時の2006年には70億円だったが、2009年には50億円にまで低下していた。
この記事は、オオスミタケシ氏のフェノメノンを所有しているスワッガーの倒産、ア・ベイシング・エイプが香港企業に買収されたことがきっかけで書かれています。でも、そもそも裏原宿系(以後裏原系)自体が、もうあってないようなものなんじゃあないかと思っていたのは私だけでしょうか、という話。時代は、裏原系で育ったデザイナー達が活躍するものと思っています。ストリートミックスなんて今は言われたりしています。
90年代、藤原ヒロシを中心に、強い発信力を持ったNIGO、高橋盾、宮下貴裕、尾花大輔・・・この辺が原宿のファッションシーンで影響力が絶大だった。でも、2000年代から皆異なるベクトルに進んでいると思うんです。パリコレに出たり、ブランドを離れたり、ショップ自体を青山、伊勢丹メンズ館など高級感のある場所に移したり、排他的でコアだったイメージは皆無。セレクトショップとコラボしたりと大変社交的です。
もちろん、この「『裏原宿系ブランド』の終焉」という記事が、90年代以降ことを言いたいというのは分かるんですが、【トレンドはストリートからトラッドへ】というのも不自然さを感じてしまう。2008年くらいに書かれている記事だったら、「ネオアメトラ」っていうワードですね、分かります・・・となったんでしょうけど。
トレンドは、もっと複雑でトラッド系からファストファッションまでのミックスだと思っています。
価格帯で言えば、上はサンローランから、ケンゾー、バンド・オブ・アウトサイダーズ、トムブラウン、カルヴェン、キツネ。それにVANS、ステューシー、シュプリーム、ニューエラ・・・。ドメブラはビズビム、kolor、サカイ、ホワイトマウンテニアリング、コムデギャルソン関連。そして、米英のトラッド系のアイテム。ニューバランスなんかそう。安価なとこだとユニクロや無印、トップマンだって使える。
そのミックス感で楽しむ背景として、「90年代」をよく見かけるんです。日本で言えば、裏原系が含まれる。この流れが再び来るのかな?と私は思っているわけです。メンズ・ノンノに出ていた90年代特集だったり、『SENSE4月号』で特集されているヴァーサストーキョーのガンリュウ、ファセッタズムのデザイナー達のお話を読んでいて感じています。
ガンリュウの丸龍文人氏と、ファセッタズムの落合宏理氏がそれぞれ語っていますが、90年代後半のファッションシーンからの影響が強いと。世代がだいたい同じだから、考えも似ているようです。これにサスクワァッチファブリックス、アンユーズドなどが入ったのが、LN-CCで、90年代の裏原ブームと若手デザイナーの関係として紹介されました。
時代は裏原系ブランド終焉というよりも、裏原系ブランドで育った新鋭デザイナーの時代だと感じています。
ストリートファッションといっても、上述の通りミックスです。POPEYE4月号にあったように、ターンブル&アッサーのシャツにチャンピオンのパーカーを合わせるといった、高度な技を繰り出すとまでいかなくてもそういう雰囲気がOKになることは十分にありえます。ケンゾーがニューエラやVANSとコラボして、LVMHが驚くような時代です。
トラッドが流行っているからストリートは落ち目、というのもちょっと難しいんじゃないかと思って書いたまでです。
裏原系に影響を受けたデザイナー達の時代、それが今後どれくらい拡大して生き残っていくか?ということに興味があります。
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しかしながら、元記事の「裏原宿系」はいくらなんでも意味が広すぎる(笑)
とはいえ、外部からは、そう見えた、ということなのでしょうか(一応ライターの方は業界プロパーのようなので精緻な分析をして欲しかったですが…)。
定義と時系列が絡んでくると仰るとおり難しいですよね。