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2013年04月05日

川久保玲のカオス理論:服について語りたくない

■ルールを破ろうとなんて思っていないし、興味が無いという立ち位置

Style.comで、コムデギャルソンの川久保玲のインタビューが掲載されていますので、僕の英語の勉強にまた付き合って頂きたいと思います。間違いがあったらすんません。 「カオス理論」という題名だったのでそのままこちらでもつけました。時系列解析のカオス理論ではないようです(笑)。

【原文】Rei Kawakubo of Comme des Garçons on Fashion, Art, Death, and Punk Rock

以下から、Style.comの編集であるMatthew Schneier氏が、川久保玲氏に質問しています。

 

■川久保玲:そもそもルールなんて破ろうとしていない


Matthew Schneier(以後MS):あなたは、ファッションにルールが存在することを信じていますか?また、あなたは自分でルールを破壊する存在であることを自覚していますか?

川久保玲:ルールのあるなしに関わらず興味がありません。意識的ルールを破るということをしていません。私は、自分で良いと感じたこと、美しく見えるものを、服で作っているのです。人々は、その方法をルールを破るというふうに言うのでしょう。

MS:あなたは、自分の仕事の中にいつも目新しいものを、必要とすることを話して来ました。目新しいことは、あなたのデザインの究極のゴールなんですか?そのゴールを目指すのに、機能と美と関連して、どのようにランク付けをしていますか?

川久保玲:私にとって新しいという意味は、自分が過去に見てきたもので世に出でていない何かです。かつて私がつくったイメージは、私にとってもはや新しくない。だから、ゴールというものは永遠に見つからないものです。「美と機能」とは異なる性質ですが、幸いにも相互にコネクションをすることができるものです。
しかし、「クリエーションと新しい」という点で、私が創設したコムデギャルソンを通して、ファンダメンタルバリュー(根本的価値)は、「美と機能」とコネクトしません。

 

■ファッションの世界は入口が広いけど快適ではない


MS:ファッション産業は、企業的になりすぎていると思っていますか?


川久保玲:ファッション産業の企業の性質(集合化傾向)は、取り除かれるか、クリエイションの自由をゆがめる、という傾向にあると思います。

MS:コムデギャルソンは独立した企業です。独立しているベネフィットとは何か?デメリットとはなんですか?

川久保玲:私は、ファッションの世界というのは、入るのは簡単だけど、決して快適にはならないところだと思っています。何を言っているかというと、1人が望むものを自由に作ることができるように、常に戦っているの観点から述べています。

MS:あなたは、次に素晴らしいデザイナーがどこからくるか見えていますか?


川久保玲:???


MS:パリコレクションで最初にショーを開催すると決めた時、どんな反応になるか不安ではありませんでしたか?また、その反応はあなたを驚かせましたか?


川久保玲:私は、いつも良い目とビジョンを持った人々から良い反応をもらっています・・・それとともに、その人々の中で異なる反応が来ることにとても恐れています。始めたころもそうですし、今でもそうです。しかし、あまり気にしません。

 

■服について語るのが嫌い

 

MS:あなたは、普段インタビューに応じない一握りのデザイナーの1人です。ファッション全般についてでも、あなたのファッションについてでも、ファッションを説明することは何かを失うことになるのですか?

川久保玲:服について説明するのが嫌なんです。どうやって作ったとか、テーマとか・・・。というのも、あなた方が見て感じたことが答えだからという理由です。それを私は欲しい・・・ただ見て感じることです。服について私どう思っているとか、アイデアのもとはどこから来たかとか、プロセスは何かとか、ということは私が人に話したくないことなんです。


MS:しかし、プラベートで、あなたは真剣、本気な批評をたくさん得ています。私が聞く限り、非常に面白いそうですね。そしてあなたのコレクションは、批評する人たちの理解力で区別されていく。それは、あなたの仕事とあなたのプロセスのユーモアの要素なんですか?

川久保玲:仕事とは何の関係もありません。服作りの経緯はタフで難しいです。プロセスは余裕がなく面白いものではありません。その日暮らしのようなもので言葉にできません。

 

■ドーバーストリートマーケット=美しきカオス



MS:あなたはあまりNYに来ませんが、今年に入ってよく来られるようになりました。ドーバーストリートマーケットNYがオープンしますが、NYはどう感じますか?東京やパリと似ていますか?

川久保玲:特別なことは感じません。どこへ行こうと自分の仕事は1つで同じです。


MS:ドーバーストリートマーケットのショーケースは、他のデザイナーを自分のブランドと同じように取り入れていますが、なんで他のデザイナーブランドが重要なんですか?

川久保玲:私は、他のクリエイティブな人たちとスペースをシェアするアイデアで、いつもシナジーと偶発を好んできました。我々はこれを美しきカオスと呼んでいます。何が起こるかわからない、何も決まっていないということ。

 

■パンクはスタンダードオーソリティを受け入れない存在

 

MS:ファッション業界では、展示会を観る限り今年はパンクという側面が見られます。あなたにとってパンクとはどんなものですか?

 

川久保玲:パンクのスピリットは、誰かに媚びへつらうような運命にある価値でもなければ、スタンダードオーソリティーを受け入れるものでもないです。

MS:中にはそういうファッションは奇妙だと文句をいう人もいます。あなた自身は、メディアによって、繁盛するような面白くない流行を与えた、と語って来ました。この状況は変わったと思いますか?一体何がそういうことが起こることを可能にしたのでしょう?

川久保玲:状況が変わったかどうかは疑わしいです。それはマネールールの世界にあるからです。真のキュレーションの価値を与えるアプリケーションは減少しました。

MS:広告主は、ファッション報道範囲を指示するという意味で力を持ちすぎていると思いますか?

川久保玲:はい。

MS:2012年秋冬の「フラット」のテーマのコレクションは、大きな影響を持つものでした。そして、2013年秋冬は、その反響のあったものがコレクションとして登場している、と言われています。前のものから自己模倣した自覚がありますか?真似することが最も誠実なお世辞になると考えているのか、あるいは失望しているか・・・。

川久保玲:そのようなこと自覚していないし、興味もないです。

MS:では、どのように記憶されたいと思っていますか?

川久保玲:忘れて貰いたいですね。


こんなところです。川久保玲氏のクリエイションのヒントについては、以前「情動」「パターン」「どこかで見たことがある写真、絵」ということをNY timesに回答していました
ビジネス的なメディア批判や、服の詳細を語らない、哲学的なアプローチに対する「興味がない」発言など、川久保節は健在な印象なんですが、彼女がここ2年くらいで、雑誌、インターネットというメディアに登場する機会が増えているように思えます。さらに、出版業界側からの関わりあい。雑誌「Pen」のムック『Pen+』然り、『相対性コムデギャルソン論』然り。その理由を、自分だったら聞いてみたかったなと。特にない、て言われそうですが・・・。

【関連】
コムデギャルソンのすべてを1冊のムックに「Pen+」
日本のファッション30年が凝縮した書籍「Future Beauty」
NY timesが総力取材で知った川久保玲の「デザインの源」





posted by No.9 at 16:36 | Comment(3) | TrackBack(0) | 議論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それはマーケティングでしょう。
Posted by at 2013年04月06日 12:37
私も英語を読み書きできるようなりたいです。
武欄堂さんはどのように勉強されていますか。

よかったら教えてください。
Posted by のんのん at 2013年04月09日 10:53
>のんのんさんへ

僕はまだまだですが、具体的に言うと和訳付きの英語の長文をひたすら訳しました。大学院の過去問、TOEICなんかも使えるかも。

あとはネットでいくらでも英文は転がっているので、時間を決めて(1時間以内など)ひたすら訳します。そうすると、だんだん短くなっていきますよ。
Posted by 武欄堂 at 2013年04月10日 01:00
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