パリミラノロンドンコレクションから見る2014S/Sのトレンド: ブランドファッション通信

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2013年07月06日

パリミラノロンドンコレクションから見る2014S/Sのトレンド

■トロピカルな花柄百花繚乱

パリミラノロンドンコレクションメンズウェア2014S/Sが終了しました。パリミラノロンドンコレクションで多く見られたのが、パターン、つまり柄ものです。特にトロピカルな花柄これは、NY timesでも書かれていることです。このほかに、セミピークドラペル、テッズ風などイギリスの流れが少し見る事ができた一方、アメリカンスポーツをテーマにしたコレクションも登場。アメリカはまだ強いですね。

【確認できたデザイン】

2014S/Sのトレンドとなるデザインですが、具体的には、セミシアーホースタートップス、トロピカルな花柄、アロハシャツ、スウェットシャツ、ローブ、セミピークドラペル、スタジャン、パッチワーク、アメリカのスポーツ、ワークウェア、プリントオンプリント、へそ出しルック、バミューダショーツ、手持ちバッグ、テディボーイ、1950年代から60年代、ペイズリー、ノースリーブなど。

パリミラノロンドンと、このデザインのどれかが入っていました。やっぱりアメリカ強いのかなー、という印象。ただ、イギリスのテーラード、ミリタリーやテッズなどのストリートも中に散りばめられており、どのブランドも塩梅を考えているようにも見えました。

【スウェットシャツと花柄シャツがアウター代わり？カジュアル化しゆくモードシーン】

theFashionSpotでもあげられていますが、スウェットシャツをフォーマルなコーディネートの中に入れるという選択。それがポイントとなっているようで、2014年春夏はスウェットシャツをアウターとして着用するという提案も出てくるかもしれません。この着こなしは、POPEYEがかつて紹介したヘビーグレーパーカの中にターンブルアンドアッサーのシャツをあわせるみたいなストリートミックスのノリですね。

そして花柄。パリミラノロンドンと多く出てきたアイテム。2014S/Sの鉄板といっても良いでしょう。流行るかどうかはわかりませんよ（笑）。でも、雑誌で確実に登場するはずです。

【フェミニンが復活？】

女子化」するロンドンメンズWWD JAPAN.COMでも書かれていますが、JWアンダーソンがセミシアーをメンズで発表して、話題となりました。ジェンダークロスみたいなことは、前シーズンでもありましたが、他のブランドでもフェミニンな方向性のものがちらほら。バーバリープローサムとか、可愛らしい。方向性は二分されていくのでしょうか。

ちょうど、流行りを先取りした2014S/Sコレクションを見に来たファッショニスタ達のフィルムがあるのでどうぞ。

この動画にほとんど載っていますが、簡単に確認してみましょう。

【フェミニン】【極端なバランス】

J.W. Anderson Spring 2014
Ermenegildo Zegna Spring 2014

【花柄（プリントオンプリントも含む）】【ペイズリー】

Gucci Spring 2014 Menswear
Louis Vuitton Spring 2014

【スウェットシャツ】【バミューダショーツ】

Paul Smith Spring 2014
Jil Sander Spring 2014

【アロハシャツ】【セミピークドラペル】

Kolor Spring 2014
Jil Sander Spring 2014

【ミリタリー】【スタジャン（アメリカンクラシック）】

Thom Browne Spring 2014
Louis Vuitton Spring 2014

【テッズ】【ボンサック（抱える）】

Saint Laurent Spring 2014
Burberry Prorsum Spring 2014

いつも勝手にやっているマイフェイバリットコレクション2014S/Sは、エルメネジルド・ゼニアでした。どちらかというと、マッチョなモデルがカチッとしたスーツを着用して出てくるおなじみのコレクションをクラッシュアンドクラッシュ、プレスアンドプレス！YSLの時のコレクション案を持ってきたようですが、新しい風を吹かせた印象でした。