

バルマン オム 2016年春夏メンズコレクション - 開拓に向け、自分を脱ぎ捨てない冒険心を|FASHION PRESS
今季のコレクションは、20世紀初頭をインスピレーション源にして生み出されている。
デザイナーのオリヴィエ・ルスティンはそれを、「アドベンチャー」というキーワードをもって語られるべきだと言う。
「その時代の男性が持つマインドセット、ユニークなスタイル、そしてスリルを乗り越え勝ち得た偉業は魅力的に映りました」「彼らは栄光や征服、領地拡大ではなく、新しい価値観の模索や経験を求めました。
それゆえ、立ちはだかる未体験の境地に立ち向かったのです」とも。
もちろんそうした意識は、十分コレクションへ反映されているはずだ。
しかしもっと直感的に、「アドベンチャー」つまり冒険のイメージが伝わってくるのは、偶然ではないだろう。
ファーストルックから終盤に差し掛かるまで続いたのは、ブラウンやサンドベージュなど、広大な大地を彷彿とさせるカラーに染められた、スエードやコットン、レザーを使用したアイテムの数々。
ほぼ全てのモデルがかぶっているキャップや、ショルダーにもリュックにもなる2Wayのバッグ、ポケットの多いジャケットやパンツのスタイルもまた、冒険家のかつての栄光を讃えるかのように、デザインされているように思えてならない。
ではバルマンらしさが影を潜めているのかといえば、これまた必ずしもそうではない。
例えばファーストルックのライダースには、驚くほど細かいレザーの装飾が施されているし、ショートパンツの裾も、長さを変えたレイヤード仕様だ。
日常をはみ出すほどに装飾的で、エッジの効いたシルエットがスタイリッシュさを印象付ける。
そうしたブランドのアイデンティティは、その後もバイカー風のディテールや、とびきり豪華な刺繍、細かなレースアップのグラディエーターサンダルとして現れ、程よくコレクションに色を加えていった。
オリヴィエさんは「デザインが形を成していくにつれ、いかに上手に、自分が今感じる想いを具現化しているのだろうと、自分自身のデザインに驚かされることがあります」と話していました。
「アドベンチャー」というテーマを栄光や征服だけでなく、デザインがもつ可能性を探っている冒険として考えているのでしょうか。
【via】BALMAIN HOMME
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