
コム デ ギャルソン・オム プリュス 2016年春夏コレクション - テーラードの美、引き裂かれて|FASHION PRESS
「broken tailoring」。デザイナーの川久保玲は、今回のテーマをそう呼ぶ。
若者を中心に、テーラード離れが起こっている現代。
そこへのアンチテーゼとして、彼女はあえてテーラードにフォーカスしたコレクションを選んだ。
精緻なテーラリングを行い、それをあえて破壊することで、テーラード本来の美しさ・力強さを強調する。
そうした姿勢が、ショーでは終始貫かれている。
ショーも、中盤以降はオム プリュスらしい、よりエッジィなイメージで展開されていく。
膝部分がクラッシュしたクロップド丈のトラウザーに始まり、大きなボタンの装飾が施されたジャケット、フロントが上段と下段に分断されたジャケット、ブルゾン風シャツといったように、既存のテーラードをベースにしながらも、時には過剰なまでに施されていくアレンジの数々。
それは単にスリットによってテーラードを引き裂いたというだけではなく、テーラードという概念自体を壊し、飛び越え、拡張しようとしているようにも見える。
用いられたカラーや柄も多様だ。
ペールイエローやラベンダーなど、ぱっと目を引くカラーリングに加え、後半からはタータンチェックでパイピングした、ボーダー柄のセットアップが登場。もちろんそのどれもにスリットが入れられ、時には生地ごと大きく切り取られる。
そしてラストは、モノトーンのボーダーで再びゴシックなイメージへ。
大きなボタンを並べて形作られた、抽象的な文字のようなデザインが、謎めいた余韻を残していった。

一見落ち着いたフォーマルなアイテム達に、大胆なスリットが入っています。
ウォーキングもゆるやかな感じで、どこか不思議な世界からやってきたような印象です。
【via】COMME des GARÇONS HOMME PLUS
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問い合わせが多いのはファーストルックから続くヴィンテージシリーズとボタンが縫い付けられたもの。
(この記事の最初の2枚のことですね)
ジャケットなどの上物は手間がかかる分(PLUSには珍しく)値段が高くなるようで
ヴィンテージ生地は13くらいから、右のボタンを縫い付けたジャケットは25くらいと聞きました。
ボーダーのジャケットなども別注生地で18くらい(しかもボーダー、ボタン、カットオフのブラウスなどは全部立ち上がり)とこちらの口座を*すつもりの入荷スケジュール。
ラストのジャケットの抽象的な文字は
live free with strong willなどのメッセージの解体とのこと。
最近は春夏にジャケットを買っても日本では着られる期間が短いことが多いですね
確かに、最近の春夏の日本の気候を考えるとなかなかジャケットが活躍できにくいですね。
せっかく、お気に入りをコレクションの時期に合わせて買っても、着る時期が短いのは悲しいです。