■フランス・パリで発表


コム デ ギャルソン・オム プリュス 2016年秋冬メンズコレクション - 戦えない甲冑|FASHION PRESS
最初に登場したのは、黒の上着に紺のパンツの3人の男。
ジャケットの肩には分厚いレザーのヨークが貼られていて、肘から下が別布で切り替えられている。
そして、警備中の騎士団のような張りつめた空気を放っている。
その後に続くモデルたちは、頭に大きな花をのせている。
ジャケットや燕尾服の肩には鎧のようなカバーが備え付けられていて、袖は可動域に合わせて3つに分割。
それぞれ違う色柄、素材が組み合わされていて、本来の鋼鉄ではないカラフルな生地だから、あんまり強そうな印象を受けない。
また、背中が燕尾服のディテールになっているシングルのチェスターコートやジャケットは、剣道の袴のようなハの字型の別布(袖と同じように4段になっている)が付けられている。
パンツも同様に複雑かつ立体的な甲冑のパターンを採用していて、黒のプレーントゥも甲の部分に革のパーツを三重にかさねている。
前半のメインカラーはブラック。
袖のブルー、ボールド、グリーンなどが黒の世界に彩りを与えている。
中盤に入ると、前半のコンセプトをウェアラブルにしたルックが登場。スーツのベースカラーはベージュとグレーに切り替わり、肩パッドは外され、袖の切り替えは4つになる。
洗いをかけた黒のトレンチコートや燕尾ジャケットは、袖から肩までをカバーしたようなものが被せられていて、とくに後ろ姿が男らしく個性的だ。
終盤にさしかかると、肩パッドが復活し、袖の配色がカラフルになり、花柄が増えていく。
最後は、シルバーのリベット使いで甲冑のシルエットを表現した黒一色の男たちがランウェイに。
フィナーレでは両手に花束を抱えて登場し、会場は鳴り止まない拍手喝采に包まれた。

甲冑のような装飾と頭には花がのっているというアンバランスゆえのインパクトが印象的でした。
鮮やかな花が会場を彩っていました。
【via】COMME des GARÇONS
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