■経営幹部のスリム化を図る予定
コーチが世界で300人以上をリストラ 大規模組織改革を図る|WWD JAPAN
これは同社が2017年度の「コーチ」の営業収益率を20%まで引き上げる計画の一環で、全世界の総合職の10%、全従業員の2%に値する。
1〜3月期は中国本土と欧州をはじめ、日本およびアジア各国で売り上げが伸び、2ケタの増収増益を記録したタイミングでの発表だ。
その結果、ゲプハルト・F・ライナー=社長兼最高執行責任者およびデビッド・デュプランティス=グローバルマーケティング兼デジタル&カスタマー・エクスペリエンス担当プレジデントが退任した。
また、アンドレ・コーエンが北米卸売り事業、グローバルマーケティング、カスタマー・エクスペリエンス&デジタルを新たに担い、北米事業およびグローバルマーケティング担当プレジデントに昇格。
トッド・カーンはIT、サプライチェーン、グローバルエンバイロメント&プロキュアメントを担い、プレジデント兼最高総務責任者、ダイアン・マハディーが「コーチ」グローバル ヘッド オブ マーチャンダイジングに昇格した。
同社は人員削減の他、減価償却や情報テクノロジーシステムとグローバルサプライチェーンの更新、店舗ロケーションの改善をスタートしており、これに税引き前費用6500万〜8000万ドル(約71億5000万〜88億円)を投じる予定だ。
ビクター・ルイス最高経営責任者(CEO)は「この組織改革によりコーチはスリムで経営が効率的な企業になり、今までより幅広い責任を担い、マーチャンダイジングとマーケティングにおいて全世界で統一されたメッセージを届けることができるようになる」と語った。
また、ここ数年は「コーチ」をモダンにアップデートすることに注力してきたが、次のステップは組織を改革し、アクセサリーブランドの小売モデルからグローバルブランドの小売モデルにシフトすることだという。
組織のスリム化により、ビジネスチャンスにも素早く対応でき、ルイスCEOは「機会があれば事業拡大のために他社の買収も考えている」と話しています。
ハンドバッグ、シューズ、アウターの3つのカテゴリーを強化する計画です。
【via】COACH
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