■複数のデザイナーがコレクションに取り入れる

写真家ウォルフガング・ティルマンスが手掛けたポスター
イギリスのEU離脱問題、英デザイナーらがクリエーション通じて意思表示|Fashionsnap.com
イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が6月23日の明日、実施される。
先週開催されたロンドンコレクションメンズでは、複数のデザイナーがクリエーションを通じてEU離脱についての意見を発信した。
6月10日から13日にわたってロンドンで開催されたメンズファッションウィークでは、「クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)」が残留を意味する「IN」という言葉を配したアイテムを発表したほか、「シブリング(Sibling)」を手掛けるシド・ブライヤン(Sid Bryan)とコゼット・ミククエリー(Cozette McCreery)はショーのフィナーレで「IN」と大きくプリントされたTシャツを着用してランウェイに登場。
また、若手デザイナーの「Daniel w. Fletcher」は、2017年春夏メンズコレクションのテーマに「EU残留」を掲げた。
残留を指す「STAY」というスローガンが複数のアイテムに取り入れられ、コレクション期間中にはショー会場外で新作アイテムに身を包んだモデル達によるデモンストレーションも行った。
活動家の顔も持つデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、有権者登録を呼びかけるTシャツを着用した自身の写真をインスタグラムに投稿。
ベルリンとロンドンを拠点に活動する写真家のウォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)は、残留を支持するキャンペーンポスターを発表している。イギリスがEUから離脱した場合、これまではフリーだったEU加盟国との関税が見直され、イギリスの貿易規模の縮小が懸念される。
英国ファッション評議会が英国デザイナーを対象に行った意識調査によると、90パーセントが残留を希望していることが明らかになった。
残留すると今まで通り移民受け入れによる国民の税負担増加の問題、離脱するとポンドが下落する心配など、どちらにせよリスクは回避できない状況のようですね。
EU離脱となると、日本にも経済での影響が及ぶのではないかと考えられています。
投票日はイギリスで、23日(日本時間では24日)に行われます。
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