■従来のイメージと異なり「性的アピール」を売りにしない
「アバクロ」が“性的アピール”を売りにしない広告発表、ブランドイメージ刷新へ|WWD JAPAN
これまで「アバクロ」のビジュアルと言えば、白人の若者が上半身裸で鍛え上げた筋肉を披露するようなイメージが多かったが、今回は人種も服装もさまざまでパーソナルなスタイルを打ち出している。
撮影はジョシュ・オリンズとマット・ジョーンズが手掛け、スタイリングは長くブランドのパートナーを務めるデボラ・ワットソンが担当した。
マーケティング部門でブランド初のクリエイティブ・ディレクターを務めるアシュリー・サージェント・プライスは、「大胆なキャンペーンになった。われわれが変わりつつあること、そして新しいブランドの理想像を見せたかった」と話した。
親会社アバクロンビー&フィッチのフラン・ホロウィッツ社長兼チーフ・マーケティング・オフィサーは、このビジュアルをブランドイメージ刷新の一環と語る。
どんな消費者にも手が届き、楽しめるブランドへと方向転換を図ることで、ミレニアル世代の消費者に向けた訴求力を強化していく考えだ。
「(今回のビジュアル発表は)ブランドにとって新しい『アバクロ』を披露する良い機会になる。コレクションも進化したものを見せていく。今後わくわくするような新しいことをまだまだ発信していく。誰にでも手が届く、楽しいブランドになる」。
一方でこうしたブランド戦略に懸念の声もある。
リサーチ会社Aラインパートナーズのアナリスト、ガブリエラ・サンタニエッロは、「『アバクロ』は年齢層が上の顧客たちを店舗に取り込めていない。ターゲット層の変更により、真の顧客だったティーンたちも流れてしまった。難しい状況だ」とコメント。
リニューアル後の製品については「素晴らしい。フランネルシャツも良くなったし、ジーンズのフィット感も改良された。『アバクロ』はもともとグラフィックTシャツが全てだったが、ブランドとして分岐点にある今、誰に向けて訴求しているのかということは疑問だ」と話した。
アバクロのショップバッグといえば、裸の男性が印象的でしたね。
これからは、ファミリー層も購入しやすい店舗にシフトしていく様子です。
【via】abercrombie&fitch
【ブランド情報の最新記事】
- Paul Smith レコード盤をモチー..
- Balenciaga 2018年秋冬コレ..
- バッグブランド nunc 2018年春夏..
- UGG 人気のドライビングモカシン登場
- TOMMY HILFIGER 85年の広..
- SOPHNET. × Schott コラ..
- EMPORIO ARMANI 新ペアフレ..
- NAGAE+ が展開するポケットチーフブ..
- 国内シューメーカー THIRTY THR..
- TOMMY HILFIGER × ROS..
- 山本耀司 × adidas 「Y-3」2..
- ALPHA INDUSTRIES × J..
- Vans × Cloveru コラボ「V..
- FENDI × RIMOWA コラボ キ..
- HELLY HANSEN ブランド設立1..
- ambie × BEAMS 限定コラボレ..
- ファレルが着用する Pharrell x..
- DIOR HOMME アイコニックなベア..
- BEAMS PLUS × ENGINEE..
- PUMA ソック構造を採用した新作スニー..