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2008年01月08日

日本文化のすごさを知らないのは日本人かもしれない

■日本製の価値を知る男「MONOCLE」編集長タイラーブリュレ

20070216monocle_03[1].gif

【出典:青山ブックセンターから】

昨日、ニュースZEROで報じられていたタイラーブリュレ

タイラー・ブリュレ <プロフィール>

カナダ生まれ。

1989年にイギリスに渡りBBC番組Reportageにてジャーナリストとしての経験を積む。

その後、The Guardian, Stern, The Sunday Times, 雑誌Vanity Fairにて記事を書く。

1996年、瞬く間にその名を有名にした雑誌Wallpaperを創刊。

そのデザインと内容を高く評価され数々の賞を受賞。また2000年、彼自身も編集者として最高栄誉とうたわれるThe British Society of Editors Lifetime Achievement Award(功労賞)を受賞した。

MONOCLEという雑誌をご存知でしょうか?ライフスタイル、トレンド、
カルチャーを様々な角度から紹介する昨年創刊したイギリスの雑誌
です。HPでは、ちょうど昨年行われた東京デザインウィークを中心に
日本のデザイン力の強さを動画で説明しています。ぜひ、ご覧あれ。
ネタは本当にいろいろで、最近は「日本」についてかなり特集
が組まれているとか。編集員の中に、中田英寿さんも入るという気合
の入れ具合。この仕掛け人が、凄腕編集長のタイラーブリュレという
人。

日本の文化をヨーロッパに紹介し、どんどんビジネスチャンスを
広げています。日本人じゃないのに(汗)ちなみに、上の雑誌では、
自衛隊を特集しているそうです。そして、日本の田舎も紹介されて
います。絶対日本のファッション・トレンド誌が取り上げることのない
モノ・コトに対して、タイラーブリュレいわく、それが「クール!」、
カッコイイそうです。
アキバも世界では「クール・ジャパン」と評されていることは、有名で
フランスを中心に、本気で盛り上がっています。

タイラーブリュレ氏他、外国のトレンド・ファッションの最前線にいる人達
皆同じことを言うんです。

日本の文化・デザインはすごい。もっと日本人は自信を持って世界に
アピールするべきだ!

その証拠に、タイラーブリュレ氏は中田英寿氏とともに、ヨーロッパに
日本の様々なデザインのファッション・雑貨のアイテムをそろえてショップ
を出す計画をしています。日本のものなのに、日本人は完全においてき
ぼりです(汗)

以上から言えることなんですが、ぶっちゃけた話をすると、日本の着物や
和柄、建築物、折り紙や和紙、ゲーム、アニメ、電化製品、職人さん、寿司
などはヨーロッパの人間にはツボのようです。

もっというと音楽。のだめカンタービレつながりで言うと、舞台にも
なったコンセルヴァトワール音楽学校では、作曲で日本の独特の旋律
(よなぬき音階といい、ファとシがない音階。日本の民謡によくある)
を使うと、すごく高い評価が得られるということを、ある作曲家から
聞きました。逆にバッハや、ベートーヴェンの流れを汲む旋法を使っても
そんなのいくらでもあると、一蹴されるそうです。

made in JAPANの力は自分達が思っている以上に価値があるんです。
タイラーブリュレ氏は、成長著しい中国のほうに皆目を向けているが
興味があるのは日本製のものだ、という主旨をニュースZEROで話して
いました。

タイラーブリュレ氏は、日本のブランドが好きなんです。
ニュースZEROでは、コムデギャルソンをあげるかと思えば、無印良品
や、吉田かばんが好きだと言っていました。
その証拠に、ビームス×吉田カバン×タイラーブリュレのバッグを
作っちゃいましたからね。日本人より「日本らしさ」の嗅覚があるかも。

だけど、日本人は効率化、人件費を考えて、中国産にしてしまいます。
あるいは、ファッションといえばヨーロッパのモードでしょ!という価値感
のもとに、銀座が海外のスーパーブランドで支配されそうになっています。
これじゃあ、日本のデザイン・ファッションが入る隙がなくなっちゃうん
ですよね。そして、せっかくの才能溢れる人材が消えていく・・・。もったい
ないなぁ、と思います。だから現状を踏まえると、いっそう外国でブランド
を立ち上げた方が成功するかもしれませんね。

日本らしさといえば、やはり和柄、きめの細かさ、丁寧さだと思うんですが、
ドメスティックブランドで和柄はあんまり見ませんものね。TKとか頑張って
いると思いますが。着物とテーラードの共生の可能性を模索するとか、
コムデギャルソンやヨウジヤマモト、イッセイミヤケが80年代、世界を震撼
させたデザインというのは、以上の今の日本の現状を打破するヒントになる
かもしれません。

僕の知人のデザイナーいわく、ドメスティックブランドの作品作りの力
はそんなに皆そんなに違いはないと言っていました。それならデザインで
日本らしさを全面に押し出して、世界を標準にしてみてもいいんじゃない
でしょうか。現在ではナンバーナイン、アタッチメント、ロエン、キミノリモリシタ
あたりのロックテイストが、日本のモードを牽引する第2世代と言われて
いますが、和柄とか日本独特の織りを使って欲しいなぁと個人的には
思います。やっぱりジョンガリアーノに侍や芸者を見せられちゃ商売
あがったりですものねぇ(笑)

まさに灯台もと暗しとはこのこと。自信と誇りに満ち溢れた日本の
ファッションアイテムが生まれてくる2008年であってほしいと思います。

 

この記事へのコメント
1年以上見てますが、初書きこかな?
初めまして。

この記事にはなんか感動しました。

これからも人を感動させるような
記事を書き続けてくださいね。
Posted by kazuta at 2008年01月08日 22:56
>kazuta さんへ

恐縮です(汗)
日々精進していきます。
Posted by 武欄堂 at 2008年01月09日 01:12
自分も初カキコさせて頂きます!
最近、雑誌『title』でも雑誌特集としてmonocleが載ってました。確かギャルソンとも香水をコラボするらしいですし、本当に日本がお好きなようですね(笑)

そう言えばデザインやテーマが日本らしいブランドとして、東コレ系の『matohu』とかあると思うんですが…まだまだ知名度は低いのでしょうか?

これからもブログ楽しみにしてます(>_<)
頑張って下さいね!!
Posted by teru at 2008年01月09日 15:43
日本人が日本人である事に無意識の内に劣等感を覚えているって言いますしね。
私は京都の伝統工芸などに良く触発されてファッションに取り入れたりしていますよ。
Posted by トマト at 2008年01月09日 22:51
>teru さんへ

おお、マトフありましたね。確か展示会形式で白を基調にしたコレクションだったかと。神秘的でしたね。

> トマト さんへ

>日本人が日本人である事に無意識の内に劣等感を覚えている

う、するどいかも(汗)
ファッションに取り込むというのは
デザイナーの方ですか?



Posted by 武欄堂 at 2008年01月10日 00:44
>teruさんへ

マトフ。白を基調にした着物を展示会形式で行っていましたね。ところがメルシボークー、やゴスロリ系にもっていかれてしまいましたね(汗)

> トマト さんへ
>日本人が日本人である事に無意識の内に劣等感を覚えている

う、するどい(汗)
デザイナーさんですか?(^ ^
Posted by 武欄堂 at 2008年01月10日 14:56
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