続 2008S/S流行るブランド予想：ドメスティックブランドの注目度

■ラブレスのバイヤー吉井雄一氏も2008S/Sはドメブラに注目

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2008S/S流行るブランド予想は、アメトラ、インポート、
海外のバリューブランドがひしめき合う中で、ドメブラを多めに
入れました。これは多少無理があったかもしれませんが、ファッション誌
やショップをみたり、アパレル関係者と話していると、ドメブラがもっと評価
されてもいい、あるいは今その時なのかなぁ・・・と考え込んでいたところ
だったんです。そんな中、僕の背中をポンと押してくれたのがSENSE２月号
の中で特集されている、吉井雄一×北原哲夫対談、
「いま、オレ達に必要なのは」でした。
この中で、吉井雄一氏が、2008S/Sのドメスティックブランドへの期待を
語っているんですね。

ラブレスの今シーズンの大きな特徴として、ヨーロッパのコレクションブランドの取り扱いが少なくなったことがあります。かといって、ドメスティックブランドの取り扱いが増えたのは意図的なことではありません。世界をフラットに考え、バイヤーとしてドキドキしたのが、結果的に日本国内の展示会だったんです。結局バイイングするときの決め手となるのは、商品そのものが発する作り手のスピリット。プライスやブランドの知名度じゃないんです。今回取り扱う商品に共通するのは、作りこみの完成度や編集能力の高さだと思うんです。ドメスティックブランドのデザイナーたちは本当に自然にアメカジを吸収し、古着を熟知しています。

この世界（３大コレクション＋東京コレクション＋α）を全てフェアに見て
ドメブラが良かった、という結論付いたところに注目しました。これは、
日本の若手デザイナー達にも自信につながるのではないでしょうか？
個人的には、ハイエンドなアメカジとヨーロッパの間をコンセプトとする、
イズリールや、ランクインはしませんでしたが、ディテールでアメトラ
を感じさせてくれたウェアラバウツは本当に面白いなぁ、と思いました。
ラブレスの新入荷するアイテムについては、COVERマガジン２月号に
載っています。もちろんSENSE２月号にもあります。

まずはウェアラバウツ×ピーナッツ×ラビレスのM-65ジャケット。それから、
ウェアラバウツ×ラブレスのTシャツとスニーカーが入っているようです。
スパンコールを散りばめたラブレス×SPXのスニーカーも入荷。
リコ×ラブレスのデニム、マスターマインドジャパン×ビズビムのスニーカー、
ジョンローレンスサリバンのバックパック、マーカブラックレーベルなど、
注目のドメブラ限定品が続々入荷。マクドナルドのオフィシャルアイテム
もあって面白そうです。

最終的には、この対談は、今の若者たちは、これっていうトレンドがない
時代に育ってきていて、ブランド知識の豊富な人はいるけど、器用貧乏
みたいになっちゃっているから、自分達（吉井氏、北原氏）の時（アメカジ）
みたいな一本筋の通ったスピリットを叩き込まなければいけない、という
ような、お説教のくだりになってしまうんですが、こんな感じのことが
書いてあります。ぜひ、直接読んでみてください。

SENSEではめったにお目にかかれないバレンシアガ特集も行っています。
やっぱり編集長が変わって、テイストも変わってきた気がしますね。
またエルメネジルドゼニアも載っているし。

 

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