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2008年02月26日

ディオールオムから考えるロックとクラシック音楽

■ロックは若者向けで、クラシック音楽は大人のイメージ?本当?

00050m[1].jpg00370m[1].jpg

【出典:MEN.STYLE.COMから】

【ディオールオム 左:クリスヴァンアッシュ 右:エディスリマン】

ファッションと音楽は切っても切れない関係であり、いつか考察を書き
たいと思っていたんですが、その始めとして、スーパーブランドには欠か
せないコレクションと音楽にフォーカス。今回ディオールオムを題材に書
かせて頂きたいと思います。 特にロックとクラシック音楽の影響と違い。

もう始めに結論を言っておきます。というのも、結論が出なかったので(汗)。
コレクションの音楽において、ロック=若者向け クラシック=大人向けという
考えは必ずしも成り立たないが、ある種、コレクションのテーマからそういった
イメージを構築しやすい面はあるかもしれない。

あとは読んで頂いて、意見でも頂ければ幸いです。

パリコレクションメンズ2008-2009A/Wのディオールオムは、ところどころ
クリスヴァンアッシュの遊び心が見れましたが、全体的な見た目が、
どうしてもエディスリマンの面影が見えた部分がありました。それは、
今回のクリスヴァンアッシュのディオールオムと、エディスリマンの
2006-2007A/Wコレクションです。この時、エディスリマンは「クチュールへの
回帰」をテーマとして、全体的にフォーマルスタイル。モノトーンでクラシカル
なデザイン。それに加えて光沢を効かせたり、超タイトにすることによりモダン
にし、大絶賛だったのを憶えています。左右の画像を見比べても
ちょっと似ていませんか?

一方で、クリスヴァンアッシュ(以後クリス)のほうは、エディスリマン(以後
エディ)よりも大人向けだ、という意見をネットで結構目にするようになり、一体
視覚的に何がそうさせているのか、ということを考えたのですが、あまりわか
りませんでした。クリスが大人向けというイメージで作っていて、エディが若者
向けに作っているから、という意見があるのなら、そうなんでしょうが・・・。
特別そんな決まりはありません。そこで、両コレクションを見ました。すると、明らか
に違うところがあります。

それは、音楽です。クリスは弦楽器を使うクラシック音楽の演奏。一方、
エディはロック演奏です。

【ディオールオム・バイ・エディスリマン 】

【ディオールオム・バイ・クリスヴァンアッシュ 】

いかがでしょう?雰囲気変わっていますか?エディのコレクションも最後
には弦楽アンサンブルを使っているんですが、それはフォーマルスタイル
からのイメージでだと思います。

HUgE (ヒュージ) 2008年 04月号 [雑誌]HUgE (ヒュージ) 2008年 04月号 [雑誌]

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コレクション会場も影響していると 思います。ここからは、HUgE4月号にクリス
のインタビューがあるので、それを 紹介しつつ説明していきたいと思います。
ディオールオム2008-2009A/Wは、クラシックでエレガント、中世の騎士のような
世界からインスピレーションを得たようです。コレクション全体は、ラジカルで
エレガンスというメッセージを伝えること、エレガンスであると同時に、モダン
でもあることだそうです。

音楽は、ベルギー人の現代作曲家、ウィム・メルテンとコラボレーションした
もの。もともとは、メルテンはクラシック音楽を中心とした、現代作曲家であり、
ミニマリズムな音楽がベース。
コレクションでは、メルテンが10年前に作曲したものがベースになっているよう
です。コレクションに臨むまでの過程は割愛しますが、クリスがこのメルテンの
音楽を相当重視していたことが、HUgE4月号に書かれています。

会場に使われたアンヴィリッドという場所は、ナポレオンの墓場であり、フランス
軍を象徴とする場所で、コレクションを行うのは難しい場所だったようです。
クラシックでエレガントというテーマに属して、選んだ場所だそうです。
クリスの中に、ロックという言葉は出てきませんでした。

強いていえば、ラディカル(ものごとを根本から考え直す)ということ。2008S/S
ではムッシュ・ディオールへのオマージュでしたが、そういったクラシックを、
2008-2009A/Wは現代風に解釈したミニマルな空間であり、クラシシズムと対極
にあるのではなく、ラディカルに進化させた結果だと、クリスは語っています。
このミニマルという表現の上で、メルテンが選ばれた理由も論理的につながり
ます。クリスなりにクラシックというものを根底的に考え直しミニマライズしたもの
が2008-2009A/Wのコレクションとなりました。

ラディカルという言葉で、ちょっと難しくなってしまいましたが、マルクスの哲学
から波及した哲学的な意味なので、難しいのも当然なんです。すいません。

さて、ここまで、クリスのディオールオム像をコレクションの土台となる音楽と
会場のコンセプトから考えてきましたが、以上のことからロックエレメントを
ベースにしたエディとは、厳密には異なるファッションの提案をして
いることを感じます。やっぱりエディは、少年のあどけなさ、彼自身のロック
という音楽への情熱、フェチズムがあるので、クリスの考えとは異なるわけ
です。

ここで初めて、エディとクリスのディオールオムは違う、ということが
分かるわけなんですが・・・、正直な話、ロックが若者向け、クラシック音楽
が大人向けのイメージを与えるということにおさまるにはいかない
かなぁ、と思います。まだ間に、ブラックボックスがあるんですよね。

単にエディがロックを愛しているということと、それが若者向けということ
は「=」にならないし。一方でクリス自体もロックを愛していると思うし。
メンズファッションになると、クラシック音楽が出てくる隙はほとんどない
ので、そういう状況下でクラシック音楽を投入することにより、若者にとって
異質にする効果はあるかもしれませんが。

極端に、客層がロックは若者向け、クラシックはおっさんのもの、みたいな
日本の固定観念で終わらせるのだけは嫌なので、これからもファッション
と音楽の関係性を中心に、ロックとクラシックでどうファッションとして違う
のかを研究していきたいと思います。

 

posted by No.9 at 20:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 議論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クラシックはまだ若者にはおっさんものというか敷居が高いものと感じられてますね。俺はヴァイオリンを幼少期からやっておりますが、楽団を除くと周りで話せる人はほぼいません。
Posted by ばん at 2008年02月26日 22:33
>ばんさんへ

そうだ、敷居か!そのワードをすっかり忘れていました。のだめカンタービレのドラマもう一回復活しないかなぁ・・・(汗)
Posted by 武欄堂 at 2008年02月27日 01:20
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