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2008年02月27日

ファッション誌の未来を心理学から考察1

■webマガジンとの共存ではなく相乗効果こそが大切

WWD FOR JAPAN  ALL ABOUT 2008S/Sを買いました。
すんごい文字数でありがたいのを通り越して、凹んでます(笑)
いろんな情報がたっぷりあるので、ぜひ買って読んでもらいたい
んですが、1つ載っている大きな特集を、僕は心理学やマーケテ
ィングの立場から考察してみたいと思います。

WWD FOR JAPAN all about2008S/S (2008)
WWD FOR JAPAN all about2008S/S (2008)
曲名リスト
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

WWDジャパン2008年版雑誌特集「雑誌に未来はあるのか?」

同じファッション誌なのに、なんともMっけたっぷりなテーマ(笑)でも
実際問題休刊に追いやられている雑誌は多いようですよ。最近では、
Boonとか流行通信とか・・・。まあ、これらは、季刊になったりリニュー
アルしたりと、形を変えて再び登場するので、これからに期待ですが、
どうもwebマガジンの影響がでかいようです。

現状としてフランスの大手企業では、雑誌出版社ではなくマルチメディア
企業として、2010年までにweb事業体制を全体の10程度%まで増やすこと
を日本法人にも厳命されているようです。他には、webマガジンでは絶対
的な存在を誇るエル・オンラインで、他社に先駆け黒文字を行ったわけ
ですが、さらにeコマースを展開、紙媒体だけでの売上を伸ばすには
なかなか難しい状況となっているようです。さらに、紙媒体は淘汰されて
いくだろうと予想されている昨今、それでも、生き残る雑誌があるそうです。

それを簡単に紹介していくわけですが、先にファッション誌が生き残る
術を私が心理学の観点で、勝手に書いてみたので、どうか読んでくだ
さい(笑)

1五感に訴求する雑誌作り

2webマガジン+ファッション誌+読者=温度のあるファッション誌

この2つです。簡単に説明すると・・・
1は、ファッション誌自体に人間が感知できる五感を強調すること。例えば
匂い。五感の中で、人間に影響を与えやすい感覚は、1番が視覚、その
次に嗅覚が来るんです。匂いは大切。思い切って雑誌に香りを付けてみて
はどうでしょう?実際、雑誌SENSEは以前5351プールオムの香水の香り
をテストマーケティングとして、1ページに閉じ込めました。こういうことは
女性ファッション誌も行っているはず。

え?金がかかる?なるほど。それなら広告主のどれかに頼んでみるのが
いいかと。後でも出てきますが、ファッション誌の資金源、収益元として広告
費があります。まずはどこか1つのブランドの広告ページに仕掛けるんです。
すると、なんでA企業だけあんな目立つことやっているんだ?ということ
になり他ブランドも、次は我が社が香りを付けさせてもらいます、みたいなこ
とになるかも?

あるいは、ベタですが雑誌の表紙に細工をするということです。触感ですね。
A雑誌といえば、この触り心地という印象を残す。本屋でたくさん陳列され、
完全に飽和化してしまっているファッション誌の中から、新しく読者を増やす
にはある程度の物理的な違和感がないと差別化できません。見た目は各社
工夫しているので、他の感覚に訴求することが大切ではないかと思います。

2は、黎明期を向え、どんどん拡大しているwebマガジンと雑誌の間を読者
で埋めましょうという戦略。結果的に、ファッション誌作りに読者も取り込んで
しまおうということ。これで、読者はファッション誌を受動的ではなく、能動的
に読むようになります。これは今までなかったこと。せいぜい読者モデルが
限界だったでしょう。

ファッション誌→webマガジンという構図はよく見かけます。でも、webマガジン
→ファッション誌は定着している読者以外、なかなかうまくいってないようです。
だからwebマガジンに読者を引き込むことが重要なんです。例えば、雑誌
編集長のブログがありますよね。あれなんか、ファッション誌とwebマガジン
をつなぐ1つの大切なメディアです。

fashion.jpg

どういう思いで雑誌作りをしているか、雑誌を作っている人達は、どんな
環境で、作っているか、赤裸々なことを書くことによって、ファッション誌の
裏側にある、人間ドラマというベクトルを引くことができるわけです。

そうすると、ファッション誌への思いも深まるし、ブログにコメントができます
ので応援もできる、あるいは意見も言える。もっというと、作り手に意見を
言える場をつくる。こうしたweb2.0、あるいはさらに読者が主人公となってい
くweb3.0を通した相互作用で、webマガジン→ファッション誌にも自然と行き
来ができます。僕はこれを温度のあるファッション誌と勝手に命名しました。

あくまで読者と、これから読者となるかもしれない潜在市場とコミュニケー
ションをしていくんです。これで、雑誌だけでなく、その作り手のとの信頼
関係をつくることができ、同じファッション誌でも温もりみたいなものを感じ
ることが可能になるんじゃないかと。

おっと!丈も長くなってしまい肝心の
WWDジャパン2008年版雑誌特集「雑誌に未来はあるのか?」
についての内容のご紹介が難しくなってしまいました。ということで
次回、各ファッション誌はどう乗り切ろうとしているか、またwebマガジン
と広告費の関係、webマガジンのこれからを簡単にご紹介していきた
と思います。大切なキーワードは「広告」と「ニッチ(隙間)」です。

また、今回書かせてもらった上記の案のほかに、こんなファッション誌が
あったら面白いのになぁー、という皆さんのご意見があったら、ぜひコメント
欄に投入してください。男性はもちろん、女性の意見も聞いてみたい!
お年頃です(笑)

 

posted by No.9 at 21:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 議論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ブランドをタイプ別に分けたり、今こんなブランドが好きな人は将来これがオススメって特集した雑誌欲しいです(笑)僕の主観ですけど(汗)、メンズなら無印→ハウエル→マルジェラとか(笑)ポケモンのタイプ分け・進化表みたいにブランド説明する雑誌欲しいなー。
Posted by クロ at 2008年02月27日 22:11
>クロ さんへ

自分の成長とともに見合うブランド紹介と、ブランドの系統ですね。これは、興味深い意見です。おそらく各々のファッション誌自体で、分けて読め的なのが、現実です。それを統括した雑誌が出たら売れますね。ただいったい何ページなるのか、ちょっと予想がつきませんが(笑)
Posted by 武欄堂 at 2008年02月29日 00:42
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