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2008年03月21日

オタクがライトでオシャレになってきてるらしい-脱オタの再考

■脱オタという言葉は将来なくなるかもしれない

オタク4代論-アキバ王が語るオタクの"ライト化"/IT media News

■オタクはちょっとおしゃれになった

 電車男やメイド喫茶が話題になって以降、秋葉原がひんぱんにメディアに取り上げられるようになった。それに連れて、服装に気を遣うオタクが増えたという。

 ジーパンにチェックシャツを合わせ、リュックサックを背負う――そんな定番のイメージは、ズボンがチノパンに、リュックサックがショルダーバッグにマイナーチェンジしたという。

 「オタクのファッションは機能重視。同人誌を大量に買ったり、ノートPCを持ち運ぶから、かばんのサイズは大きいまま。秋葉原では歩き回ることが多いから、足元は以前と変わらずNew Balanceという人も多い。バンダナや指の出るグローブを付けた人はいませんね」

渋カジ崩れ(ジーンズ+チェックシャツ+リュックをアンバランスに
チョイス)は、秋葉原では少なくなったと聞いていましたが、どうやら本当
のようですね。電車男以降、ちょいオタブームはファッション誌やテレビで
報じられてきました。この影響が、オタクのファッション化に寄与した、
という見方もありますが、アキバ王の寺尾さんのお話を読んでいると、それ
だけじゃないですね。

ファッションにも興味あるアキバ系が、現れているということですね。5年前
じゃ信じられないかもしれませんが、今じゃ極々自然なことなのかも。でも、
こういう記事を読んで、初めてやっぱりそうだったのかぁー、というのが正直
な感想。脱オタの書籍も出ましたしね。でもこの脱オタというのは服装と
身だしなみ、社交性に関するアドバイスが書いてあることであり、
この辺から脱オタ=服装を変えるという印象が着きました。

脱オタクファッションガイド脱オタクファッションガイド
久世 トレンド・プロ 晴瀬 ひろき

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この現象を説明するのに、寺尾さんはアキバ系オタクを4代世代に分けて
説明しています。

■ オタクはどんどんライトに?

寺尾さんは、オタクを4世代に分けてとらえる。第1世代(60年代生まれ)、第2世代(70年代生まれ)、第3世代(80年代生まれ)、第4世代(90年代生まれ)で、世代が下がるにつれて「ライトなオタクが増えている」という。1世代(60年代生まれ)は特撮好き。第2世代(70年代生まれ)までは、ネットがなかったため、情報収集は雑誌が中心だった。アニメなどの作品数もそれほど多くなかったため、作品ごとの知識が深いという。「宮崎勤事件の影響も受けているため、オタクと呼ばれることに抵抗がある」のがこの世代だ。

世代が若くなるほど、ライトになっていくという説は面白いですね。そして
世代別で「オタク」というワードに対する、イメージに違いがあると。



■オタクは褒め言葉

 第3世代(80年代生まれ)になると、ネットを活用して浅く広い知識を持つオタクが増えたという。寺尾さんもこの世代だ。「オタクと呼ばれることが、ほかの人とは違うという意味の褒め言葉になった」といい、第4世代(90年代生まれ)になるとその傾向はさらに強まるという。

 「学校でアニメの話をするし、恋人がいるのも普通――それが第4世代。

ちょいオタブームくらいから、「○○オタ」という言葉が出てきました。
服オタ、音楽オタなど。つまり、何かにすごく強いこだわりを持っている人間
のことを、オタクというようになった。オタクという言葉が敬遠されがちだった
昔ではありえないこと。だから、寺尾さん の言う第1世代(60年代生まれ)
の人達にはプラスイメージはないですね。 おそらくこの頃は、オタク呼ばわり
されると、サーッ・・・と引かれる言葉でしたから。

以上のことを前提にしますと、「脱オタ=服装・身だしなみの強化」ということ
だけではないことがわかります。その境界線が寺尾さんが設けてくれた世代
かもしれない・・・という仮説を立てました。以下。

 

 

・第1世代、第2世代らへんまでは、服・身だしなみを整え、社交性を高める
必要性があることから、「脱オタ=服装・身だしなみの強化」のイメージがある。
一方で、第3、第4世代は、アキバ系のオタクでも、服装に少なからず興味
のある人間が多い。なので、「脱オタ=服装・身だしなみの強化」という
意味合いは通じない。もっというと、脱オタという存在の必然性さえなくなる。

特に第4世代は、彼女がいる人もいるということで、女性の中でもアニメに
対し負のイメージがなくなってきていることを意味していますね。最も、
男子にモテにつながる魅力があることが前提ですが。

 

 

脱オタという言葉は、3年後、5年後には、服装という概念がなくなる
かもしれない、いや、脱オタという言葉さえも消えるかもしれない。

 脱オタとはなんだろう?という考察記事を書いたんですが、それに対する
コメントが非常に参考になっています。

■脱オタとは?という記事に対するコメントの1部

 ・自分も服ヲタ&漫画、ゲームオタクなので先日も友人とハンターハンター再開するらしいな~ktkrwwwwとか語りながら春夏のシャツとかTaylorDesignのジャケットやらを買ってきました^^
あくまで自分の周りを見ての話になりますが、オタク自体の服装も最近はマシになってきたんじゃないでしょうか?

・服装に気を使うようになったら脱オタなんじゃないでしょうか。

・オタクと外見に興味のない普通の人は、話して趣味を知らないと見分けがつかない気がします。

・自身のオタクアイデンティティーを捨てないという前提で、オタクであることから生じる社会的なデメリットを改善しようと務めること。でいいんじゃないでしょうか?

要するに外見では、アキバ系のオタクだということが、若者の間ではわから
なくなっているということを裏付ける意見です。

以上からも、脱オタという言葉が第5世代、第6世代と続いた場合、少なく
とも服装を指すことが少なくなりそうです。寺尾さんの言葉だと、世代が
若くなるにつれて、ライトになっていく(既存のアキバオタのイメージが薄
くなる)ということですが、何かほかの系統にチェンジするんじゃないか、
とも思っています。それが何なのか、僕にもわかりませんが、ジョジョ的
なシュールリアリズムに浸るとか、ナルシスズムのような自分の世界に美を
感じるか、より複雑多岐にわたるような気がします。それはそれで興味深い。

 

posted by No.9 at 17:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本のファッション動向と流行 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく読ませて頂いております。私は第3世代の22歳男で女性経験有りで傍からはゲーヲタで服オタだと
認識されています。
私は、ファッションは服やお洒落だけを指すのではなく精神的な物もあるとし、脱ヲタ≠服に気を使う。としておきます
第4世代の彼女がいるという部分を見て少し気になったので書いてみます。確かにいる方はいますが、高確率と言うかほぼ100%相手が腐女子なんですよね。逆に女オタに普通の男が付いているかと言えば少なくともヲタ要素を含むorお洒落でそこそこの社交性のあるオタク、類は友を呼ぶ状態になっているのが自分の経験です。
かなり脱線してしまいますが、現代の若者はネット上で形成された人間関係や自分と考えが合わない人がいると直ぐに関係を切ると言われているのを見て、3と4の世代の人間はオタクと言うよりは人との交流が欲しいからその媒体としてオタクになっていくのではないでしょうか?リア充と呼ばれる方々は何かを媒体にしなくても人と関わることが出来ますから。ある女の子が「私友達多い」と言いその子の言う友達とはゲーセンで知り合った人ばかりで・・・・・ここら辺もライトさを表してるのかもしれません。

グダグダ何で最後に
いくらオシャレしてもオタクの人はオタクだと分かります。いくら市民権を得ても彼ら彼女らは身内でのコミュニティとなり、一般人と社交的な付き合いをするのは難しいようです。
いい歳して文章も書けなくて申し訳ないです。これからも頑張って下さい。
ファッションの2極化に伴いオタと一般の2極化も進んでますよね
Posted by HORI at 2008年03月22日 13:45
>HORIさんへ

>高確率と言うかほぼ100%相手が腐女子なんですよね。

その発想はなかったワ(笑)
勉強になりました。
Posted by 武欄堂 at 2008年03月23日 02:05
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