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2014年08月14日

ドーバーストリートマーケットが10周年を節目にEC、ソーシャルメディアに参入

■次の10年を考える まずはインスタグラムから

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BoF Exclusive | Dover Street Market to Dip Toes in Social Media, Open New Chapter - BoF - The Business of Fashion

Yet curiously, the company, which generates about $220 million in annual revenue, has been something of a laggard when it comes to embracing the creative potential of the Internet. The brand operates a series of elegant but technically unsophisticated websites (only the Dover Street Market site offers e-commerce). And though Comme des Garçons’ loyal fans have taken matters into their own hands, launching popular accounts to celebrate the brand and its universe on social platforms like Tumblr and Facebook, the company has been completely inactive on social media. Until now.

コムデギャルソンの川久保玲氏がディレクションしているドーバーストリートマーケット。銀座やNYにもオープンしてその存在感は大きなものとなっています。 ちなみに、グローバルマルチブランド化戦略で拡大しているコムデギャルソングループの、気になる年間売上高は220万ドル(約225億円)だそうです。そのコムデギャルソングループの重要拠点となるドーバーストリートマーケットは、インターネットの力を使う方向にシフトしてきていると。まずは、いつ開設されたか分からないインスタグラム。こちらから。Instagram


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2014年07月30日

日本は低利用の中古高級ブランド品が主流になっていく?

■C2Cとともに成長していく中古市場、出品代行兼保証会社的存在の台頭

The Business of Fashionにて、成熟している日本の高級ブランド市場の問題に対してほとんど使用されていない中古販売のプラットフォームが解決していくかもしれないという調査があるので紹介していきたいと思います。

日本では、顧客の手に渡ったもののほとんど利用されていないブランド中古服とアクセサリーが、6000億円から1.2兆円の範囲と言われる市場規模の中で存在感を出してきています。気持ちの理由で取っておきたい個人の高級ブランドがある一方、ほとんど利用していない高級ブランド品を簡単に売りたい人達もたくさんいるわけです。

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2013年12月16日

海外メディア:日本のアパレル市場が再び成長

■日本は予測のつかないファッション大国


The Business of Fashionのほうで、日本のアパレル市場について書かれています。それによると、2012年会計年度(2012年10月1日から2013年9月30日)では、トップ100のアパレル企業が前年比より5.2%成長だったということです。このくらいの成長は、2003年以来の出来事だそうで。日本のアパレル市場は再び成長しだした、と報道されています。この具体例としてハイライトがあるので紹介すると・・・、

 

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2013年11月03日

川久保玲のマニフェスト

■川久保玲のクリエイティブプロセスを本人が語る

BoF Exclusive | Rei Kawakubo's Creative Manifesto - BoF - The Business of Fashion

Today, courtesy of System magazine, BoF exclusively brings you a creative manifesto written by Rei Kawakubo of Comme des Garçons, one of the fashion industry's most revolutionary, but reticent designers.

先日、川久保玲の夫が語るコムデギャルソンの実態を紹介しましたが、今回は川久保玲氏のマニフェストが登場しました。BoFは、かなりコムデギャルソンに気に入られているようで。

BoFにて、川久保玲氏の記述によるマニフェスト。彼女のクリエイティブプロセスのエッセンスを独占入手したということで紹介されているので、取り上げてみたいと思います。以前にもご紹介しましたが、川久保玲氏は基本的にファッション・デザインやクリエイティブなことについて語るのが嫌な方なので。マニフェストを作成すること自体レアです。

というわけで、僕の英語の勉強にまた付き合っていただきましょう。原文は、リンク先に載っています。

 

 

 

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2013年10月28日

川久保玲の夫が語るコムデギャルソンの実態

■800人を越えるのスタッフ、年間215億円の売上高の生態系の組織体制


Business of Fashionにて、コムデギャルソンの今の実態を、川久保玲の夫にしてコムデギャルソンインターナショナルの社長、Adrian Joffeが話しているので少し取り上げたいと思います。

Comme des Garçons has quietly grown a global multi-brand fashion business that now generates $220 million in revenue per year. BoF talks to Adrian Joffe − president of Comme des Garçons International, retail guru behind Dover Street Market and a member of the recently launched BoF 500 − about tending the precious root of creativity from which the company's unconventional collections and business strategies both derive.

グローバルマルチブランド化戦略で拡大しているコムデギャルソングループ。気になる年間売上高は、220万ドル(約215億円)だそうです。

Adrian Joffeいわく、「ビジネスの中に創造性をミックスさせることは、いつも難しい。とてもむずかしい×3回」と話しています。そのくらい難しいんでしょうね・・・。というわけで、実際コムデギャルソンの経営側はどんな感じなのか覗いてみることにしましょう。

 

 

■KACHIKAN

以下からは、一部Adrian Joffeと、Business of Fashion(BoF)の話を紹介したいと思います。また僕の英語の勉強に付き合ってください。

Adrian Joffeいわく・・・、

そこ(ビジネスと創造性)にはジレンマ(川久保玲が持っている)があり、我々も持っている。お金を生む方法と、世界的に成長するのは彼女にかかっている。全てを私自力でできるわけではない。同じくショップを作ったり、フランチャイズを増やしたりできるわけでもない。我々はとてもシンクロしているんだ。

ドーバーストリートマーケットのビジュアル全てにおいて、彼女のものなんだ。でも、彼女には時間が限られている。だから、いろんな要望を置いて去っていく、何を我々が買うか、我々はどうやってビジネスをしていくかといったことだ。
しかし、それは「価値観(Kachikan)」とともになければならない。

現在のコムデギャルソングループの売上は、220万ドル(約215億円)だが、我々のコアビジネスはダイ・ハードのようなファンとともにある。我々のプロデュースする少なくとも95%は、ランウェイショーで見せたものです。

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2013年09月10日

ぷにこを始めとした現代女子コレクション15タイプ『メンズノンノ10月号』

■ぷにこ、マッシュ女子、ミランダ・カー女子など

MEN'S NON・NO (メンズ ノンノ) 2013年 10月号 [雑誌] MEN'S NON・NO (メンズ ノンノ) 2013年 10月号 [雑誌]

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『メンズノンノ10月号』にて、「今どき流行りの15タイプを徹底考察 現代女子コレクション」なる特集を発見。最近女性誌で話題と成っている「ぷにこ」は聞いたことがあるが、ミランダ・カー女子なんて知らんぞ(笑)、と時代に取り残されていく私ではありますが、お勉強のつもりで取り上げてみたいと思います。ファッションを絡めているところがポイント。

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2013年09月02日

3Dプリントの技術は偽ブランド品に対抗できるか

■偽ブランド品は絶対に許してはならない

Op-Ed | Brands Must Offer 3D Printable Designs or Face DIY Counterfeiters - BoF - The Business of Fashion

Fashion must react quickly to changes in technology and make do-it-yourself, 3D-printable designs in order to avoid a coming flood of infringement and, instead, benefit from the rise of 3D printing, argues Rose Auslander, a partner in the Intellectual Property department of Carter Ledyard & Milburn LLP, a Wall Street law firm.

Business of Fashionにて、偽ブランド品対策に対して提案がなされているんですが、その矛先は3Dプリンティングです。あらゆるものが、物体としてコピーできてしまう3Dプリントの技術を使って偽ブランド品対策に使う、というのですが、逆に利用されるパターンはないのかとちょっと思ってしまったりします。

それでも、ファッション業界は、すぐにこの対策として3Dプリントを使ったデザインの開発に着手するべきだと。それによって溢れるように出てくるかもしれない偽ブランド品を防ぐ、としています。ほうほう。

例として、以下のようなシューズやドレスを3Dプリンティング以外で作るとなると、容易ではないですよね。3Dプリンティングが、ファッションとしてどこまで通用するかは分かりませんが、偽ブランド品を撲滅するための武器になればよいことでしょう。






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2013年08月18日

若者の間でジーンズが不人気?

■大きな視点でみることが大事かも

ブッチNEWS - ショップ店員「デニムは臭そう」不人気の裏にある現場の空気

ジーンズ=ダサイという現場の空気

かつてはジェームズ・ディーンやらなんやらと、カウンターカルチャーの象徴的アイテムだったデニムジーンズ。ありていに言えば、デニムとはまさに「格好よいもの」の象徴でもあった。
しかし、今回、30歳前後のショップ店員たちがデニムを語る様子からは、決して「格好よいもの」に対する温度は感じとれず、「時代遅れの鈍重なもの」に対するかのような嘲笑さえも感じるほどだった。そりゃ衰退、しますよね。

いまやジーンズはオジさんたちの懐古趣味になったのか。

リンク先では、経年変化は貧乏臭い、いや、普通に臭そう。とか、ジーンズは冬は寒く、夏は暑い、日本の気候に合っていない。履きづらいし、かたい。といった意見が山脈のように連なっております。まあ大変な言われよう。

だからといって、おっさんたちの懐古趣味、コレクターのもので終わるのか?といえばそんなこともないと思うんですよね。
というのも、チノパンやカーゴパンツのほうを選んでいる若者達も、楽だから〜、みたいなことを言うんでしょうが、やっぱりトレンドにしっかり乗せられています。あわせるのにデニムジャケットは買う、とかもろアメカジじゃあないですか。

別にそれが悪いんじゃなくて、いつかジーンズが若者の間で復活する日が来るということです。最も、今若者の間でジーンズが本当に不人気なのかどうかもわかりませんが。大きな視点で見て行くことは重要かなと。もしかしたら、早ければ秋冬にはスキニージーンズやは再燃しているかもしれませんよ。

一方で、ジーンズ業界にも変革が必要とされているのも確か。ユニクロのファーストリテイリングが、 買収した「Jブランド」ジャパン社を設立 展開へとなりました。ますます、ジーンズといえばファーストリテイリングの方程式が色濃くなってしまいます。他の差別化で、ジーンズの良さを改めて伝える努力みたいなものが、各企業必要かもしれません。

【セール関連】
Oki-niにアウトレットがオープン
LN-CCが2013春夏MAX80%OFFセールを開始
YOOXが2013春夏ものを75%OFF
リーバイスEショップがMAX80%OFFセール

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2013年08月13日

消費税増税でも海外ブランド品を買うのに影響なしが約6割、その理由

■もともとセールをねらっているため税込でも安く買う

ルイ・ヴィトン、エルメス、バーバリー強し。海外ブランドのユーザーアンケート | FASHION HEADLINE

消費税増税時の海外ブランド商品購入は、「増税時、欲しい商品は購入すると思うが、衝動買いは少なくなる」「当初は購入をしなくなるかもしれないが、慣れてくると、欲しい商品があればまた購入し始める」を含め、「影響はない・少ない」とする回答が全体の66.2%。「影響がある・大きい」としたのは13.2%にとどまり、海外ブランドユーザーは増税にあまり影響を受けない結果となった。

今まさに旬なネタですが、消費税増税関連。8%になるのかどうか、ニュースで話題ですよね。このことで、海外の高級ブランド品に対する消費者の購買意欲が変わるかどうか?という調査を行なっています。

普通増税すると、海外ブランド品のような高価なものには敏感に反応しそうな感じですが、結果は「当初は購入をしなくなるかもしれないが、慣れてくると、欲しい商品があればまた購入し始める」を含め、「影響はない・少ない」とする回答が全体の66.2%となっています。

これには理由がありまして、もともと正価、通常価格で買う消費者が少ないということです。セール価格のみの購入が46%に対して、通常価格で購入することが多いは27.2%。38歳以上の中高年層がセール価格のみの購入が多いそうです。税込でも、消費者の中でだいたい買う価格が設定されてしまっているようですね。

あと、質流れ以外だと、新品でエルメスやルイヴィトンをセールで買うのは一般的に不可能なので、ブランドごとでも、この調査は少し変わってくるんじゃないかな、と思ったり。

【セール関連】
Oki-niにアウトレットがオープン
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タグ:経済
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2013年08月03日

海外メディア:日本は通販カタログがECで売上をあげ、新しいブランド立ち上げる時代?

■日本のオンライン市場の成長がとても速いとの指摘

日本のオンラインファッション市場の成長が加速している一方、依存度が高くなっている。通販カタログやテレビでの販売をしてきた企業なども、どんどんEコマース(以下EC)に頼らざるをえない状況になってきた、という話。メインストリームが、EC化していることは不思議ではありませんが、ちょっと日本はスピードが速いよね、ということです。



以前、 ZOZOの売上40%がモバイル端末の時代 - モバイル端末でのEC取引が加速という記事を紹介しましたが、今回は日本のオンラインファッション市場全体です。2011年の時点で、アパレルだけでおよそ、1440億円。
矢野経済研究所によると、アパレル、アクセサリー、ジュエリー、インテリアまでいれると、2011年で6360億円、2012年で7200億円、2015年には9500億円まで成長すると予測しています。そして、この市場の約7割ほどを占めているのが、楽天、Amazon、ZOZOTOWNというからすごい。2011年では、3サイトで4800億円の市場規模です。

 

 

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タグ:経済
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2013年07月15日

海外:アベノミクス効果で日本人は以前よりもラグジュアリー品を買う傾向にある

■株価の底上げ効果どこまで

Consumers with cash splurging more on luxury goods | The Japan Times

Sales of high-end watches, jewelry and other luxury goods are on the rise at department stores as sentiment among wealthy people picks up thanks to rising stock prices backed by the aggressive economic policy of Prime Minister Shinzo Abe.

In addition, consumers in general are increasingly in the mood to spend more in the summer bonus season.

ジャパンタイムズにて、日本人の最近の消費行動の変化について書かれています。アベノミクスという単語は出てきていませんが、内容がそういった趣旨なのでまとめました。

日本では、高価な時計、ジュエリー、そしてラグジュアリー商品を百貨店で買う人が増えたとして、安倍首相の経済政策によって戻ってきた株価に要因があるとしています。5月だけだと、前年比22.8%増なんですね。
加えて、一般的な消費者は夏のボーナスシーズンに、よりお金を使おうとするムードが漂っているとも分析しています。

一部の百貨店では1000万円から最高1億円もするラグジュアリーな時計を販売し、富裕層の消費者がまた帰ってきて50万円から100万円の時計を買ってもらうという戦略を立てているようです。

 

 

 

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2013年07月12日

男になる!には逆にゲイカルチャーを学ぶべき?「POPEYE 8月号」

■性差の曖昧な境界線をぶっ飛ばせ グレンオブライエン

POPEYE (ポパイ) 2013年 08月号 [雑誌] POPEYE (ポパイ) 2013年 08月号 [雑誌]

マガジンハウス 2013-07-10
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16世紀のゲイは「最高!」という意味だった。そういう点でいえば男もゲイになるべきなのか?また、彼女がいる男性ほど、たまに女っぽい。男性ファッション誌の広告は、そういった矛盾を逆手に売ると言う。オネェ系、フェミ男がモードの最先端を代弁する。グレンオブライエンの言葉。

 

誘うようなアイラインと紅い唇をつきだした赤毛のランバン男子。頭と眉毛以外はつるつるのCK男子。楊枝のような腕と体毛も髭の剃り残しもないディオール男子。ケイト・モスに寄り添い困り顔で立ち尽くすバーバリー男子。所在なげに隅にうずくまり、物理の実験を手伝わされた同級生を思い出させるジルサンダー男子。 - ナイキが「Just do it」ならジルサンダーは「僕を傷つけないで」とほのめかす。

 

喩えなんですが、面白いですよね。ラフシモンズだったら、「だからその手を離して」ですね。ええ、まるであの歌の状況な感じがするんですよ。

グレンオブライエン氏は、「セクシュアリティの曖昧な境界線 後編」として、「POPEYE8月号」の中で、「性差アイデンティティ危機の渦中に自分達はいる」、として男になるべきときがきた、と主張。なんのことやらと。

ここで言う「男」というのが、上記のファッション誌の喩えのように、ゲイっぽさを必要とする男のことを意味しているんです。
「勇敢で、新しいゲイっぽさが必要であり、ストレートな男も彼らの華麗さを身に付けろ」、「ゲイの男性はもっとゲイになれ。隠れたクローゼットからカミングアウトだ!」と熱く語っています。ちなみに、グレンオブライエン氏はストレートで私もストレートです。

性的アイデンティティとして、異性愛者と同性愛者の違いは消失。解放と受容がカミングアウトという儀式を絶滅に追いやる。これは、昨今の日本でもある現象なのかなと。

もちろん、それでめでたしめでたしというわけではない。ゲイカルチャーがマイノリティじゃなくなり、ゲイの若者がストレートっぽくて判別つかなくなる、ことだそうな。なんだか皮肉ですね。
カミングアウトしても、オネェから伝統的に引き継がれている「秘密めいた文化」は魅力的だとオブライエン。

 

 


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posted by No.9 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 議論 | 更新情報をチェックする

2013年07月05日

ニックナイトが語るファッションフィルムとは

■ファッションフィルムはイノベイティブ



フォトグラファー、ニックナイトによるファッションフィルム考が動画となって登場。ニックナイトの過去の作品も観れる豪華な内容となっています。
ニックナイトの話すのが早いので私ついていくのに大変です。間違っていたらすいません。簡単にまとめてみます。動画ヌードなどがあるので、一応18歳以上推奨で。アートなのにこういうこと言わなきゃいけないのが、なんとも無粋。

 

ニックナイトいわく、ファッションを表現する場合、温かみのある動的であることがいいと。つまりファッションフィルムこそが一番だと語っています。ファッションフォトグラフィーが登場してから100年間の歴史を通しての傾向性がファッションフィルム。

1910年にフォトマガジンが登場し、ファッションマガジンが登場し、1998年インターネットが本格的に普及。ここが、皆アクセスできるコミュニケーションネットワークとしてのファッションフィルムにとって、大きな転換期となる。

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2013年06月22日

ポストプレッピー時代の到来?男性はファッションで新しい女性になる

■これからの世界のファッション業界の予測

Think Tank: Men Are the New Women* - WWD.com

Twenty-five years ago, 80 percent of men’s underwear was bought by women. That number today is probably down to 20 percent. Men are becoming more independent in their thinking and more adventurous in their self-expression of who they are defined by what they wear. The uniform that we have trained men to wear is ready for a big shift. We’re about to go from Prep, to what I call Post-Prep.

WWDが、未来のファッションの様子を予測するシンクタンクを紹介しています。
昨今の男性のファッションに対する意識と市場動向から「男性は新しい女性となる」という考えが掲載。なんとも気になる表現ですよね。

いわく、25年前ならアメリカの男性の下着の80%は女性によって購入されていました。母親だったり、奥さんだったり・・・ということですね。それが、今日では20%ダウン。

男性は、以前よりも着るという行為に独立した存在となった。そして、より自己表現としてファッションを捉えるようになっています。プレッピーの時代に学んできたユニフォームから大きなシフトが起こりそうだ、と。それが、プレッピーから「ポストプレッピー」という表現で書いています。

可愛らしいスカーフを巻くのは、アメリカのほうではゲイが多いそうですが、それも昔の話。ゲイかどうか関係なく身につけるファッションアイテム。日本でもお馴染み。そんなことも、このポストプレッピー時代の到来を宣言する発端となっているとのこと。

 

 

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2013年06月13日

日本のデザイナーの成功には窓口となるコネが必要?

■日本のファッション業界には、デザイナーと海外バイヤーを結ぶ仲介役がいるらしい

Today, BoF examines Japan's 'madoguchi,' the bicultural point people who play the critical role of scout, market researcher, mediator, cultural ambassador, interpreter and deal broker for Western businesses seeking out the most exciting niche labels in Tokyo's often impenetrable fashion landscape.

皆さんが結構興味を持っていると思う内容かもしれない。ファッション業界を牽引する人は誰か?誰が窓口になっているの?というお話です。
コネと書きましたが、仕事として行なっている仲介役のことです。「madoguchi」なんてローマ字表記になっています。

この仲介役は、同時にファッション業界に影響力を持つ人であり、スカウト役、市場調査、文化大使、欧州ブランドとのつなぎ役などなど・・・。

これをThe Business of Fashionが調べています。パンドラの箱を開けないほうがいいですねー(笑)。

The Gatekeepers Who Hold the Keys to Japanese Fashion - The Business of Fashion

日本のファッションにおける窓口(仲介役)、ゲートキーパー(門番)は誰だ?常にカオス化している、日本のファッション業界について、「窓口」なる存在こそがビジネスとして、成功するためのポイントになることを言っています。

 

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2013年06月12日

ZOZOの売上40%がモバイル端末の時代 - モバイル端末でのEC取引が加速

■30歳以下の若者に人気 スマホ、タブレット端末が今後重要になる


The Business of Fashionで、最近のファッションECにおける日本市場について紹介されています。いわく、皆スマホで服を買い、企業はフラッシュマーケティングやスタイリングに関するファッションアプリに投資する流れが強いことを示唆。

日本の全モバイル市場の成長は著しく、2011年で前年同期比16.2%増の1.17兆円にものぼるという。商品に関しては、5830億円で、毎年32.9%の成長を記録しているそうです。
ZOZOTOWNでいえば、全売上の40%がモバイル端末。一方、楽天は、モバイル端末での売上が全体の30%。

このモバイル端末の台頭は、専用アプリの増加と、30歳以下の消費者の購買行動に関係があるそうです。今の時代、若者はファッションはネットで買う時代⇒スマホで買う時代なんです。もちろんiPadなどのタブレットもあるでしょう。

 

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2013年05月20日

海外「日本ではオタクブランドが人気だ」

■独身男性を誘うもう1つのギークな世界

キッテ2013

In Japan, the Rise of 'Geek Brands' - BoF - The Business of Fashion

H Tokyo is a good example of the growing popularity of what can loosely be called Geek Brands. Characterised by an obsession with detail, craftsmanship, materials and presentation, they are the antitheses − and a reaction to − both mass market chains and mass market luxury, at least for men. This same demand can be seen in the strong sales of men’s lifestyle magazines such as Leon, Uomo and luxury titles like Oceans – up 30 percent in 2012 amid a contracting market according to trade reports − which offer deeply encyclopaedic reviews of gadgets, clothes, and accessories.

オタクはオタクでも萌えではなく、服オタ化現象というか、ものづくりを愉しんで深い底に身を委ねる男性が多くなっているということが紹介されています。

この前オープンした日本郵政が運営するキッテ。そのキッテにあるハンカチ専門店H TOKYOが1つ事例なんですね。BoFで紹介されています。もうここを紹介する時点でマニアックな感じがします。こちらのH TOKYOには男性客が多く、賑わっているんだそうです。

いわく、30代から40代の独身男性がメイン。オールドファッションの趣きのあるH TOKYOのようなショップは、家庭にお金を注がなくても良いので、この世代がはまる要因を持っていると。
30-34歳の男性は、半分が独身ですって!私も独身ですが何か?

さて、話を戻すと、同じハンカチでも価格帯は様々。少し高めかな。オーダー・メイドが可能。専門的かつ深さのある商品が多いショップは、ハンカチだけでなく、インテリアスポーツ、他ガジェットなどが買われているという。

 

 

同じ立ち位置として、アーバンリサーチのファッションレーベル「Work Not Work」、「Next Gravity Revolution」が紹介されています。英国の伝統や、古くから続く職人の物づくりをベースに展開。エンジニアードガーメンツ、エンダースキーマ、ヤエカ、サカイ、kolor、ビズビムとか気分的にそうなのかな・・・。

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2013年05月04日

プレミアムジーンズは復活するか?

■2013年2月の売上は前年同月比17.3%増

The Business of Fashionで、Premium Denim's Tentative Comeback と題して、かつて人気となったプレミアムジーンズが世界的に復活している兆し、と調査結果をもとに紹介されています。そういえば、日本でもリプレイ、デンハム、ヤコブ・コーエンと海外のプレミアムジーンズの直営店が続々とオープンしたり、ディーゼルにアーティスティック・ディレクターを設けてニコラ・フォルミケッティが就任したりと・・・なんか盛り上がっている。

 

 

プレミアムジーンズというと、70年代、80年代で登場したカルバンクライン、90年代プレミアムジーンズという言葉を根付かせたディーゼル、リプレイ、トゥルーレリジョン、2000年代スキニージーンズが世界に拡大。
ディオールオムやApril77のほかに、7 For All Mankind、ヌーディージーンズ、リーバイスヴィンテージクロージング、アクネジーンズ、ヤコブ・コーエンなどなどが登場しました。しかし、2007年以降、世界経済危機によってプリミアムジーンズの需要は下がり、生産コストを抑える方向になっていきました。日本では、ファストファッションが流行。g.u.を始めとする990円の格安ジーンズが市場を席巻。

 

 

消費者調査機関のNPDのレポートによると、2013年2月の75ドル以上するプレミアムデニム市場の一番伸びているセグメントは、約14億円の売上。前年同月比17.3%増でした。つい2年前まで、プレミアムデニム市場は10億円に届いていなかったようです。
また、この2年間でプレミアムジーンズ13.5百万本が市場に出ており、これは16.4%増ですが、ジーンズ市場全体では7.0%増の成長率になっているので、比較するとその勢いが分かります。

 

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タグ:歴史 経済
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2013年04月22日

なぜ日本製は高いのか、を海外メディアが考察

■世界に比べ、素材と作りに特徴のあるジャパンブランドは原価率が高いのか

海外の大手ストリートファッションサイトhypebeastが、日本製が高い理由について考察を書いています。ファストファッションも拡がり、洋服の国である欧州から遠い極東で、価格の高い商品を販売する背景を説明しようという。いつもハイ・スタンダードであるというのは品質からなのか?いやそれだけじゃあない。じゃあ、なんで高いということを正当化できるかのか。以下のように分類されました。

 

 

1】素材

昔から、日本では職人という存在はディテールにおいて手作業で行うことを意味する、これは一般的なライフサイクルの中で自然なこと。そして、その側面は今のアパレル商品でも見られます。ディテールにおいては、レアでデリケートな素材を使いファッションアイテムとして融合をさせて消費者に届けられます。

牛革からレザーアイテムができるということは有名だけど、もっと異端な動物から生地づくりをする探りだす。例えばビズビム。ディアスキン、レイヨウ、エルクの硬いものを使ったりすると。原料の処理の方法を変えなければならないので、異なるオイルを使って、いろいろスペシャルな商品になっていく。これが、世界のレザーと差別化できるそうです。

というのも、世界の大手メーカーは、確保する量が不安定なレアな素材を使うという発想がない。 すべての商品が、品質管理の規準に達するという保証もないというリスクもある。資料不足が原因で、結局同じ素材を使っているようですね。

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2013年04月18日

日本はSNSとモバイル端末でブランドものを買う傾向、楽天+Amazonで国内市場40%という調査結果

■ラグジュアリーブランド100社のデジタルパフォーマンスを分析した結果が動画で分かる






この調査は、英語で説明されていますが、見せ方が秀逸なので、なんとなく分かるはず。興味深いデータもあるので、簡単に取り上げてみましょう。調査は2013年2月に行われました。

■日本は、世界のラグジュアリー市場の14%。中国は25%。ラグジュアリー市場の4人に1人が中国人。(これは過去にも紹介したのでその辺も参照して頂ければ)。

■スマホ、タブレット端末での高級ブランドとそうでないブランド市場比率は68% VS 32%。

■楽天+Amazonで、日本のECサイトの売上高の40%を占める。

■51%のラグジュアリーブランドがECサイトを立ち上げている。その4分の1がスマホに対応。2分の1未満が、日本に特化したモバイルサイトとなっています。

■日本人の39%がFacebookを献身的に活用し、35%がTwitterを活用している。そのエンゲージメント(のめり込み度)は、他国に比べ非常に高い。にも関わらず、ラグジュアリーブランドは以前ほど日本市場を対して積極的ではないという。

いろいろ出てきましたね。スマホ、タブレット端末での高級ブランド購入と、そうでないブランド市場比率は68% VS 32%という。単価が高いからということもあると思いますが、いつの間にそんなに手軽になったのかと。

また、驚きなのが楽天+Amazonで日本のECサイトの売上高40%を占める。巨人ですね、これは。

先ほどにも述べたように、このデジタルの波に乗るかというと、ラグジュアリーブランドは若干冷めているようです。ジャパン・パッシングで中国に、という道標ができてしまう可能性があるわけです。いやいや、こういう時こそSNSを活用してO to O(オンラインショップとフィジカルショップ)やれば良いと思うんです。

【via】L2: A Think Tank for Digital Innovation ≫ Japan 2013

タグ:経済 歴史
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