■トップダウンからボトムアップの逆潮流を説明
ファッション誌に見られる「逆」潮流/CNET.Japanで、Popteen副編集長が東京
大学で講演した内容が簡単に書かれています。
その中で、今までの、ファッションの流行ができあがるまでのメカニズムが簡単
に記されてあります。その流れは以下の通り。これをトップダウンといいます。
パリ・ミラノコレクション→アパレル企業→ファッション誌→消費者
そして、今ではこの逆の流れ、つまりボトムアップが大切だと書かれています。
その方法として、Popteenでは渋谷と原宿で500人にアンケートするという企画
を2回行っているそうで、その結果をデータベースとして蓄えて「ユーザー目線
の雑誌作り」を徹底しているそうです。大変な労力ですね。
男性ファッション誌で、これにある意味近いのはPOPEYEなのかなぁ。アンケート
によるデータの豊富さと、ストリートスナップの数では、他の雑誌より豊富です
からね。
これを読んで気になったのは、このファッション誌の編集者が話した、ファッシ
ョン流行のメカニズムは本当にこれだけのプロセスなのかしら?ということ。
流れの間に、スタイリストやバイヤー、商社が入っているんじゃないの?と
思ってしまったんでございます。アパレル企業とファッション誌のカテゴリに
入るかもしれませんが・・・。
パリ・ミラノコレクション→[アパレル企業+商社+PR企業]→[ファッション誌+
スタイリスト+バイヤー]→消費者 【大切なのは「人間関係と広告費」】
みたいな構図が、今までいろいろ見てきてあるような気がするんです。
そして、現在の要は時代が時代だけに広告費。
アパレル企業、つまりメーカーは商社との関係性が強い。モードブランドとかは付
いた商社次第で人気が変わります。担当した商社によってブランド価値が下がった
ものもあるそうです。
さらに、露出アップのため、広告・PR企業に頼んで、あらゆるメディアを使用して
メッセージを伝えようとする。
そのメディアの1つである人気のファッション誌は、人気スタイリストが必ずいます。
またバイヤー次第で、取り扱いブランドも変わってくるので、メーカー側とは人間
関係が大切になってくる。カリスマバイヤーとか、昔流行りましたよね?
なぜこのブランドがたくさんあるんだ?という店があれば、それは内々の関係が
背後にあるかもしれませんねぇ。
ともかく、このファッション誌、スタイリスト、バイヤーがイメージを作り上げて
消費者マインドに訴求していたカラクリがあるんじゃないかと思っていました。
実際はさらに複雑ですが。 訳あり流行なんですよ。
日本のファッションビジネスは、このような「訳あり流行」が発展していっている
と思っています。まあ、今ではネットも発展していますが、僕はあえて入れません。
まだまだファッション誌の影響力はものすごく強いと思う。流行のファストファッ
ションは業界が仕掛けたものだし、僕を含めて皆影響受けているし(笑)
だからこそ、物言う読者がわんさか出てきて、流行のプロセスを根底から覆す
ようなコトを起こしてくれると面白いんだけどなぁー、と思ったりしました。
関連:書評:『ファッションの社会学 流行のメカニズムとイメージ』
- ドーバーストリートマーケットが10周年を..
- 日本は低利用の中古高級ブランド品が主流に..
- 海外メディア:日本のアパレル市場が再び成..
- 川久保玲のマニフェスト
- 川久保玲の夫が語るコムデギャルソンの実態..
- ぷにこを始めとした現代女子コレクション1..
- 3Dプリントの技術は偽ブランド品に対抗で..
- 若者の間でジーンズが不人気?
- 消費税増税でも海外ブランド品を買うのに影..
- 海外メディア:日本は通販カタログがECで..
- 海外:アベノミクス効果で日本人は以前より..
- 男になる!には逆にゲイカルチャーを学ぶべ..
- ニックナイトが語るファッションフィルムと..
- ポストプレッピー時代の到来?男性はファッ..
- 日本のデザイナーの成功には窓口となるコネ..
- ZOZOの売上40%がモバイル端末の時代..
- 海外「日本ではオタクブランドが人気だ」
- プレミアムジーンズは復活するか?
- なぜ日本製は高いのか、を海外メディアが考..
- 日本はSNSとモバイル端末でブランドもの..

その辺で、メーカーから広告費を頂きます。