■POPEYEが雑誌「SMART」かとちょっと思ってしまった、スケーターファッションのミックス
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POPEYE (ポパイ) 2011年 04月号 [雑誌] マガジンハウス 2011-03-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
POPEYEの表紙が90年代のストリートファッションのコーディネートでちょっと意外でしたね。ニューエラのキャップにロングニット、ネックレス・・・SMARTかと思いました。
POPEYE4月号は、「東京を中心にシーンは加速中 ストリートがお手本だ。」がテーマ。ストリートはいまさら・・・と思いましたが、ちょっと昔のスケーターファッションとモード、古着との「ミックス」が今季のトレンドとして紹介されています。21世紀に入ってエレカジ、ゆるカジ、アメカジ再燃、スニーカーより短靴、ミリタリー、ワーク、アウトドアといったオーセンティックやヘビーデューティーなアイテムを紹介、提案してきたPOPEYEですが、4月号で80年代後半、90年代のストリートファッションと、どうミックスさせるか・・・そこに注目しています。ちなみにスケーターファッションとは、スケボーを中心にサーフ、ヒップホップなどからきたファッションで、LAからきたものです。バンズ、ニューエラ、90年代のナイキ、シュプリーム、X-LARGE、ステューシーなんかがあります。
これをもっと広義にして、藤原ヒロシ氏など特定の人物が提案するスタイル、文化を足したものが裏原系になってくるかと思うのですが、POPEYEはこの裏原ブーム以降、時代を牽引するカリスマ不在のなかでトレンドなきトレンドが新たなファッションを生もうとしていると述べています。独特のブランドミックス感覚とパーソナリティが全面に現れた自由なスタイリング・・・そんな自由な東京のファッションに、世界が注目していると書かれておりまして、いろんな海外のファッション関係者が魅力を述べています。
僕は、2011A/Wがストリートミックスだったと思うんですけどねぇ。
ミックスの一例としてエルメスの広告。スケボーを表現した指はストリートとメゾンの融合だとPOPEYEでは書かれています。
イギリスの新鋭セレクトショップLN-CCも登場。本ブログおなじみです。クリエイティブディレクター、ジョンスケルトン氏いわく「ロンドンのストリートは正直退屈。僕達のショップには日本のストリートがいっぱいだよ」と述べています。確かに、ワコマリア、サスクワァッチファブリックス、ノンネイティブなんかがLN-CCにありますね。東京はストリートクチュールなんていう言い方をする海外の方もいます。
こんな感じで、ストリートファッションを特集しているPOPEYE4月なんですが、今のストリートファッションの着こなし(基本はレイヤード)や、スケーターズなんかも再登場。スーツ、革靴でスケボーとか載っています。スケボーのテクニックまで・・・。逆に新鮮な感じ。
一方でですね、LAのストリートファッションと東京のストリートファッションは違うわけでして。そのへんでストリートとはなんぞや?という疑問に裏原系草創期の代表的な存在、NIGO氏が述べています。今のストリートファッションを再びフィーチャーする過程で、大きな転換期を98年のマークジェイコブスのルイヴィトンだとNIGO氏は分析。エディ・スリマンは出てきません。
【NIGO氏の言うストリートっぽいとは】
◎ルールがあるようで皆無、自己流にアレンジできること。
◎ヴィンテージなどは、日本人の勤勉性の影響で深く掘り下げる。理論武装やこだわりも特徴的。
◎表参道あたりのルイヴィトン、ディオールの裏にアベイシングエイプが共存できるような自由さ。
◎アメカジ×モードのミックスを可能にしたマークジェイコブス(ヴィトンといえば小物だけだったのが、マークジェイコブスの登場によって、若者に服もウケた)
『ヴィトンのセーター、ヤバくない?(NIGO氏が言う90年代後半のニュアンス)』と当時のストリートファッションが好きな若者が言う・・・こういうラグジュアリーとかカジュアルといったカテゴリの壁をぶち抜いてミックスしてしまうのが、東京のストリートっぽいということなんだと思います。
今、NIGO氏はミスターベイシングエイプユナイテッドアローズなど、どちらかというとテーラードの方向に行っていますが、これはNIGO氏自身がTPOも意識してだんだんスーツを着るようになったため。ヒップホップというジャンルだけではなくなったと。もう40歳ですからね。NIGO氏はミスターベイシングエイプの勉強も含めて、サビルローに行ってスーツを何着も仕立てたらしいです。こんな年齢とともに「ストリートっぽい」という考え方、見方も変わってくるということですね。
90年代の東京のストリートファッションは、少なからずデザイナー達の影響力はやっぱり大きいということもポイントかと。アベイシングエイプのNIGO氏、アンダーカバーの高橋氏、ナンバーナインの宮下氏、N.ハリウッドの尾花氏、アタッチメントの熊谷氏などなど。ヘッドポーター、ネイバーフッド、Sophもあったか。個人的にはこんな印象があります。
一時期ファストファッションがホットなトレンドになりました。しかし、一段落して長く着られるカジュアルブランドが再注目。ビズビム、ベドウィン、エンジニアードガーメンツ、kolorといったコアで渋いブランドが人気になっている。これはNIGO氏も述べています。経済的背景も影響しているようですけどね。
詳細はPOPEYE4月号をご覧ください。ヴィンテージショップ特集もあります。
さて、昔のストリートファッションをみるにあたり、ちょうどBBCが放送したステューシーの動画があるのでそちらをご覧になると、雰囲気がわかると思います。
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