■ビジネスマンのネクタイ離れ 進むカジュアル化
進むカジュアル化、「通年ノータイ族」男性の3割 :日本経済新聞
ビジネスマンのネクタイ離れが加速している。日経産業地域研究所によると、クールビズ期間だけでなく年間を通じてネクタイを締めない「通年ノータイ族」は約3割を占め、オフィスでのカジュアル化が広がっている実態がわかった。
今年のネクタイ着用意向を聞くと、「環境によらず当面は着けない」と答えた人が13%、「職種などが変わらなければ当面着けない」は15%。計28%が通年ノータイ…
竹の子族ではなく、通年ノータイ族とはまたすごいネーミングです。ノータイの方は、確かに1年通じてよく見るようになりました。ただ、僕は単なるカジュアル化というより、やっぱり企業の組織体質の変化とクールビズの影響は大きいと思うんです。
1年を通じて、ノーネクタイのビジネスマンが全体の3割に達している。これは、不況、グローバル化と呼ばれてから約20年間弱で企業の経営戦略、特に組織のあり方が変わってきた。スーパーフレックスタイム制のような、海外の組織論も積極的に採用して、今ではインターネットの普及で24時間体制で人が入れ替わる企業もあります。
そういった流れで、営業以外は、基本的にラフな格好でよい、とする風土のようなものが根付き、昨今のクールビズが台頭して、昨年は節電のこともありスーパークールビズというものが出てきました。 若者の○○離れならぬ、ビジネスマンのネクタイ離れ・・・が拡がっていると。
これはきっと賛否両論あるので、どんな意見が絶対ともいえないと思いますが、スーツの国、イギリスよりもはるかに熱い日本で、夏にピッチリスーツを着用して汗だらだらなのは、ご本人の健康にも、営業先の相手にも良い印象、影響を与えませんよね。
だから、時代は素材で勝負だと思うんですけど。モヘア、ホップサック素材、シアサッカー、今では、いろんな素材で通気性のよいビジネスファッションが拡大しておりますので。
成功する男のファッションの秘訣60 を、書いている松屋銀座の紳士服バイヤー宮崎俊一氏は、東日本大震災後のスーパークールビズの着こなしの変化について、日本のドレスコードを破壊するとして、以下のように言及しています。
環境省が作成したガイドラインでは「ノータイ、ノージャケット、半袖OK」などされています。ただし「TPOに応じた節度ある着用に限り可」とも書かれています。これは非常に厳しい。そもそも「TPOに応じた節度ある着用」の定義がないのですから。 私が考えるポイントは、「クールビズといえども、あくまでビジネスの服装だ」ということです。
スーパークールビズが関係ない秋冬にも、結果的にネクタイをしなくてもOK、な雰囲気というものがあると思うんですよね。だんだん、少しずつなんです。
これに対して、どうしたらよいかということでベターな方法を宮崎俊一氏の意見は、通勤スタイルと勤務スタイルに分けてはどうかと言及しています。会社にネクタイとジャケットは置いといて立て分けましょう、ということです。満員電車で汗だくになるのはキツイのよ!ということ。
1年を通じて、ネクタイをしないビジネスマンが3割いるというのも、企業に対する復讐ではないですけど、気候と雰囲気自体でカジュアル化が促進しているということだと思うんです。だから、日本独自のスーツの着こなしを指南できる組織が環境省にでもしっかりあると、ありがたいんですけどね。
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スーツそのものが世界で拡がった唯一の洋服なだけに、日本の環境でも着れるかたちで残ってほしいな、と思っております。